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2005年6月 9日 (木)

商売における独創性

現在、景気が良いのか、悪いのか判断に迷うところだが、中小企業にとっては、本来景気の良い悪いは関係ないはずである。確かに、銀行の不良債権が多かった今までは、多少の言い訳は許されたかもしれないが、それも解消されつつある現在、中小企業にとって、景気は自ら創るものと考える。

ところで、ある商業施設で、スローガンの垂れ幕がかかっている(*注)のであるが、多少気にかかった。その内容は次の通りである。

      「とんがりすぎず へいぼんすぎず」

このスローガンの意図はどういうことだろうか。時代の最先端を行くわけでもなく、平凡な商品を扱うわけでもなく、その中間品を扱うという意味だろうか。

流風は、このスローガンを見て、若干不安に感じた。現代のビジネスにおいては、独創性のないビジネスは成功の可能性はほとんどない。私達消費者は、トンガリも平凡なものも、どちらも選択しているが、独創性のない中途半端なものは選択しない。

現在のようにモノがあり余っている時代に、顧客にモノを選択してもらうには、モノの提供者の独創性がなければならない。もちろん、独創が過ぎれば、顧客は限定される。しかし、それでいいではないか。八方美人的に全ての消費者を量的に確保しようとする売上至上主義の時代はもうとっくに終わっている。

その商業施設の実績は知らないが、スローガン一つで、自らの景気を変えてしまう危険性があることを十分考慮すべきだろう。

*注

2008年現在、このスローガンは既にはずされている。テナントも大きく入れ替わっている。

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