« 引き際 | トップページ | 方言と文化 »

2005年6月21日 (火)

蟻の社会と人

京都の研究者が蟻の“こっつんこ”には意味があることを解明したそうだが、それから中国の故事を思い出した。大体のあらすじは次のようだったと思う。

ある男が木の下で眠っていると、国王からお迎えの使者が来て、ついていき、エンジュの木の穴に入っていくと、国王は喜んで迎えてくれて、娘を娶わせた。

二人の友人ともめぐり合うが、国王より政治がうまくいかない地域を太守として治めて欲しいと依頼され、二人の友人の協力を得て、苦難の上、その地域は安定する。しかし、外国が攻めてきて、友人は将軍として、防戦するが、失敗し、敵は戦利品を獲て引き上げた。友人は心痛から病死し、男の妻もその後亡くなる。

男は失意の中、太守を辞し、都に向かうが、声望高く熱烈歓迎される。それがため、国王は不安になり、男を幽閉する。やがて誤解も解け、家に帰される。

と思ったら、エンジュの下で目が覚めた。夢だったのだ。でも不思議な夢だったので、エンジュの穴を掘ってたどっていくと、広々としたところがあり、蟻が群がっており、その中に大きな蟻が二匹いた。また別の穴をたどると、そこにも平らなところがあり、ここにも蟻が群れていた。夢で見た世界はこれが舞台だったのだ。

男は穴を埋め戻したが、その夜大雨が降り、翌日見ると蟻は退散していた、というお話である。

さてさて、更に研究が進んで、蟻語がわかれば、蟻社会も人間社会も同じという共通認識を持つのだろうか。

|

« 引き際 | トップページ | 方言と文化 »

考え方」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/99784/4644500

この記事へのトラックバック一覧です: 蟻の社会と人:

« 引き際 | トップページ | 方言と文化 »