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2005年10月 2日 (日)

内に籠もるロシアとの外交

プーチンが北方領土問題で四島がロシアに帰属することを確認する平和条約を結ばなければ、56年の日ソ共同宣言で約束した歯舞、色丹二島の日本への引渡し交渉に応じないとの方針を固めたそうだ。

また始まったロシア外交の特異性。要するに日本の外交姿勢を理解した上で、当面、平和条約を結ばないということでしょう。まったく困った輩だ。

今年7月に、欧州連合(EU)の立法機関、欧州議会でさえ、極東の安全保障と題した11項目の決議で、日本への北方領土の返還(四島全て)をロシアに促し、それに基づき平和条約締結をするべきだと言っているのに、時代の読めないロシアの指導者。

なぜこんなにロシアという国はわかりにくいのか。ロシア外交の専門家によると、詳しい説明は省くが、ロシアの外交の特色は次のようである。私達一般人も知っておけば、新聞報道などに接した時、ロシアの外交が理解できるかもしれない。

 ⅰ 都合のいいように、ルールを変更

 ⅱ 論点変更の誤謬

 ⅲ 両刃論法

 ⅳ 不当仮定の虚偽

要するに詐欺師の手法に似ている。基準が一つではなく、自分の都合でどんどん、すり替え変更する。彼等に対応するには、まともなやり方では難しい。日本の外交のように一つの基準で臨めば、かき回されるだけである。ロシアからすれば、日本はなんてお人好しなのだろうということである。橋本元首相とか森前首相などは大変与し易しと思われていたし、小泉首相も常任理事国問題で擦り寄ってきたので、同様に思っていることだろう。

日本にとって、ロシアはそんなに重要な国ではないが、隣国である。歴史的に彼等は南下政策を取ってきた経緯がある。いつ彼等が襲ってこないとも限らない。そういう意味では、つきあいの難しい国である。基本的には彼等の勢力を削ぐ必要がある。

今ロシアは米国の石油政策で大変潤っていることが、ロシアを増長させている。米国はロシアへの債権回収を目的にイラク戦争をしたのかもしれないが、ほぼその目的も達成した今、そろそろイラクからの撤退を考えてもらいたいものである。そうすれば石油価格も下落して、世界も幾分安定する。

その時、ロシアは石油価格の暴落であわてるだろう(但し暴落の条件は必要で、中国、インドに対しては省エネを日本としても協力しなければならない)。日本が外交交渉するのはその時まで待てばよい。しかしながら、民主主義の後退したロシアとのビジネスは当面期待できない。産業界もより慎重に取り組むべきだろう。

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