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2005年11月 9日 (水)

公務員改革と法律の整理

現在公務員改革が強く叫ばれている。大変遅かったと思うが、やらないよりよいだろう。公務員の無駄遣いはなぜ起こるかといえば、仕事を作るからである。その典型が法律だろう。法律を作れば作るほど公務員の仕事は増える。

公務員改革をするということは、法律のリストラをやればいいのでは、と流風は思っている。それはいろいろな事件や事故が起こり、国民やマスコミが騒げば、規制を求める声が増え続ける。それに応じて、法律が作られ、それを守らせるために公務員が必要になる。こういう悪循環である。ということは、事件や事故が起こらないようにすることが一番大切なような気がする。そして法律をリストラ・改廃し、簡素なものにする。そうすれば、公務員はそれほど必要がなくなる。

これは言い換えれば、公務員改革は国民全体のあり方が問われていると思う。特にマスコミは事件や事故に対して騒ぐだけ騒いで事の本質を追及することを怠っている。国民はマスコミの影響を受けやすいので、あおられた結果、国民が騒ぎ出し、官庁はそれに対して、仕事を増やすチャンスが来た(全ての公務員がそう思っているわけではないが、官僚レベルではそうであろう)として、法律作りに邁進する。そういうことが、大きな政府になった原因だろう。

元の耶律楚材も次のように言っている。

「一利を興すは一害を除くに如かず。一事をふやすは一事を減らすに如かず」

役所の○○省の「省」は「かえりみる、はぶく」という意味である。役所の方々は、耶律楚材の言葉に加えて、この意味を深く理解して欲しいものだ。自浄能力がないというのであれば、政府の言うように、国民の方で強制的に整理するしかないのだろうか。だが、国民の協力なくして、公務員改革は進まないように思われる。国民としても、なぜ国や公共団体が肥大化したのかを理解し、どうあるべきなのか考えることが問われていると思う。

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