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2005年12月 7日 (水)

味わう文化とコミュニケーション

自分自身の食事のスピードを見てみると、とても味わって食事をしていないことに気がつき、修正するのだが、どうも悪い癖が直らない。いつから、こんなことになったのだろうと考えると・・・。

子供の頃はゆっくり食事を取っていたし、親からもそんなに急いで食べるようには言われなかったと思う。静かにゆっくり味わって食べなさいといわれた。何十回も良く噛んで食べると賢くなるとも言われていた。その割りに、あまり賢くならなかったが。

それが小学校に行くようになって、給食というものがあって、ある一定の時間内に終えないと、友達と遊ぶ時間がないので、食べる速度がやや速くなったかもしれない。しかし、家庭では、ゆっくり食べるので、総合的に見ると、ゆっくり食べていたように思う。

中学・高校の弁当時代は、早弁する者もいたが、そういうこともなく、割と真面目に自分のペースで食べていたと思う。大学時代は、それこそ学食だからマイペースそのものだった。全体的に、学生時代までは、自分のペースでゆっくり食事していただろう。

だが社会人になって、その様相が変わった。企業に就職すると、ゆっくり味わう時間は与えられなかった。基本的にゆっくり食べることが許されなくなった。どちらかというと、呑み込むような食べ方をしないと、先輩に追いつかない。

遅れると、放って置かれるから、どうしても早く食事を済ますようになった。この頃から、胃腸の調子がおかしくなったように思う。私の経験した企業社会においては、最近は知らないけれども、食事は軽く見られていたようだ。

それにも増して、最近は企業社会だけでなく、最近の親は子供に早く食べなさいとだけ言うようだ。それは後片付けのことしか意識がない。本来あるべき躾とか教育への視点が欠けている。

子供に正しく食べる方法を躾けると共に、子供の考え方や起こっていること、考えていること、悩んでいることを聞く時間であり、コミュニケーションの時間であることが忘れられている。

最近、スローフードとかよく言うけれど、食事は本来「味わって食べるもの」ではないのか。家族が一緒に食事する昔の日本の食卓の復活が望まれる。現代では、静かに食事を取ることは難しいかもしれないが、コミュニケーションの場としては、食卓は今でも適切であると思う。夫婦間、家族間のコミュニケーションが食事を通じて増やすことが求められる。それは家族の心身の健康維持につながるはずだ。

実際、個食では食べる速度も速くなり、コミュニケーションができないし、十分注意しないと栄養も偏る。誰かと一緒に食事して初めて、コミュニケーションがはかられ、料理も味わえ、健康も維持しやすいことは間違いない。

そのためには、そういう風に対応できるように企業社会も改革していく必要がある。結局は残業のない社会が求められる。まずは大企業から率先すべきだろう。

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