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2006年2月28日 (火)

ながら族と「名曲ラジオアワー」

学生の頃、ラジオを聞きながら勉強していたら、父から「そんなことしながら勉強できるわけないやろ。お前は、いつから聖徳太子になったんや」と度々叱られた。それでも、気づかれないように、ボリュームを小さくするか、イヤホンで聞いていたことを時々思い出す。父の言うことはもっともで、ラジオを聞きながら勉強していたら、眠ってしまったことも度々。勉強もはかどらないしね。まあ、そういうことで、あまり勉強はできなかったなあ。

「ながら族」は小学校高学年からだから、その経歴は長い。だが、流石にプロ野球の実況放送は聞かなかった。あれを聞くと「ながら」どころか、応援に身が入り何もできなくなるからだ。それで、当時は4月からは野球実況のないラジオ局といえば限られていた。

NHK・FMもあったがクラシックが多いので、あまり聞かなかった。それで唯一、『ラジオ関西』が「電リク(電話リクエストの略)」というのをやっていてよく聞いていた。他の番組でも、洋曲主体に、世界のポピュラー音楽の放送があり、日本の歌謡曲と違って、気分が明るくなるようなものが多かった。それに何となく選曲が優れていたと思う。

昔のことを懐かしくなると、老化の傾向があるといわれるが、昨年から、同じ局で、「名曲ラジオアワー」という番組を日曜日の夜に始めたので、聞いてみると、耳にすっと入る。当時の曲はよかったなあ。

現在のヒップホップなんてものは聞くのが苦痛だから、本当によい番組だと思う。聴取者は流風より年上の団塊の世代から上の方が多そうだが、大変な支持を集めているようである。東京方面にも電波が届くらしく熱心に聞いている人がいるらしい。「電リク」を当時聞いていて、関西から東京に行った人たちかもしれない。

もちろん、他局でも同様な番組はあるが、何か物足りないのだ。それは長年、洋曲を扱ってきた歴史の差がものをいうのだろう。だが、同局でも近年はプロ野球実況中継をやり始めたので、4月になれば、放送がなくなってしまうかもしれない。流風としては、プロ野球実況中継などは、どうでもいいから、この番組を続けて欲しいのだが。そんなことなら、放送局に言えって。それもそうだな。

まあ、ながら族だった者が、そういう番組を楽しんでいるものがいるということで。それに、夜(8時から12時くらいまで)は若者向けの番組が多く、団塊の世代前後向けの番組は現在少なく、ラジオ放送局はもっと検討してもらいたいものだ。l

* 追記

なぜ、この番組が人気があるのか考えて見ると、二人の熟年の男女のパーソナリティーの個性が微妙に絡まり、掛け合い漫才風に聞こえるのも、一つの魅力なのだろう。どうも視聴者は、肩が凝らない、そういうところに共感しているフシがある。もちろん、音楽の選曲が優れているのも確かだが。

*  平成20年9月28日追記

残念ながら、このプログラムも、ついに本日で終了だ。後継番組は、「名曲ラジオ 三浦紘朗です」(放送時間は、日曜日の午後8時30分から9時20分まで)になり、今までの加藤女史との掛け合いは聞かれなくなる。音楽自体の選曲は変わらないと思うけれど、少し残念。

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