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2006年4月 8日 (土)

老人というもの

老人と呼ばれるのは、まだ早いが、お寺に行くと、よく僧が説教されるものに、『老人六歌仙』と『老人述懐』がある。まあ、流風の周りの年寄りを見ても、その傾向はあるかなという内容である。自分自身が高齢になれば、そうなるのだろう。自覚しているうちはいいが。ご存じない方のために、紹介しておこう。ただ、高齢者を、からかう材料にしては駄目だよ(笑)。ただ若い人たちが高齢者と付き合うヒントは含まれていると思う。

 ◎『老人六歌仙』 仙崖義梵 作

     しわがよるほくろがでける腰曲がる
      頭がはげるひげ白くなる

     手は振るう足はよろつく歯は抜ける
      耳は聞こえず目はうとくなる

     身に沿うは頭巾襟巻き杖眼鏡
             たんぽおんじゃくしゅびん孫の手

     聞きたがる死にとむながる淋しがる
      心は曲がる欲深くなる

     くどくなる気短になる愚癡(ぐち)になる
            でしゃばりたがる世話やきたがる

     又しても同じ話に子を誉める
             達者自慢に人は嫌がる

 ◎『老人述懐』 明護院真海 作

     老いの坂登りてあとを見返れば
      あやうく道をたどり来しわれ

     梅干のような婆さんも花咲きし
      むかしは色も香もあった人

     年よりてかわれなすわざは
      やはりむかしのおつむてんてん

     世の中はよい茶よい酒菜一つ
      めしやわらかに合口のとも

     手はふるう足はひょろつしわがよる
      口やかましくきみじかになる

     年よれば頭は禿げる歯はぬける
      目はうすくなる耳とおくなる

     背はかがむ出不精になるぐちになる
      ほくろはできる毛はしろくなる

     老人のとやせんかくと思う間に
      はや暮れて行く今日のたそがれ

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