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2006年4月 6日 (木)

為政者の心がけ

上杉鷹山公に見出された人物の一人である莅戸善政(のぞき よしまさ)は、生涯、鷹山公を師としたが、為政者の心がけとして、『政語』に次のように語っている。

 国の安危存亡は一に政のよしあしに懸れば、常に怠らず戦々兢々の恐を懐きて、その地位を慎み、安民に思を致すべきことなり。

 安きは一日にして安きにあらず、危きは一日にして危きにあらず。皆漸を積むを以て然りと言えり。

 されば今日この善を為したるをもて、安きにもあらず、今日この悪を為したるをもて、危きにもあらず。悪の積りたまれるが危きに至り、善の積り重なりたるが安きに至れるなり。

 されば安に危を忘れず、存に亡を忘れず、戦々兢々として深淵に臨むが如く、薄氷を履むが如く、常に戦兢の恐れを懐きて、彌彌(いよいよ)徳を修め、益々行を礪(みが)き、尚も安民の政に思いを盡(つく)し、これに居て倦むことなく、これを行うに以てして政の世話を為すべきことなり。

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