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2006年6月 7日 (水)

医療ネタ?パート2のその1

医療ネタ?を再度取り上げてみる。前回はイギリスのジョークだったが、今回はスペインの医療に関するジョーク。お国柄の違いがあるように思う。この国のジョークは単に医療者をちくりとからかうだけでなく、患者にまつわる話が多い。いろいろあるので、数回に分けて紹介する (カッコ内は流風のコメント)。

◆あてはずれ

母と娘が診察を受けに来た。

医者が娘に、「さあ、全部脱いでください」

「先生、病人は私の母なんですが」

「そうでしたか。じゃ舌を出して・・・」

(最近は日本でも不埒な医者がいるようで、ジョークの世界を超えているようだが)

◆紹介

「こちら、医者でなくて獣医のロドリゲスさんです」

紹介された当の本人が言葉を続けて、

「本当は人間相手の医者なんですが、この人を何回か治療しているうちに、世間では、私のことを獣医と呼ぶようになってしまいました」

(大変な患者みたいですな)

◆しばらくの間

奥さんは大病を病んでいる。医者が往診から帰っていく。女中が戸口まで送ってすぐに戻ってくる。

奥さんが心配そうに、「お医者さんは何ておっしゃってたの?」

「お喜びくださーいませ、奥様。お医者様はお苦しみになるのも、もうわずかな間だからと仰いました」

(馬鹿正直も何とやら。それとも・・・)

◆お礼

「どうしてお医者さんに、こんな豪華な贈り物をするんだい?」

「うちの姑を診てもらったお礼なんだ」

「治ったのかい?」

「いいや」

(どこの国も事情は同じようで)

◆辛抱

「お気の毒ですが、・・・・奥様はもう一週間ともたないと思います」

「そうですか、先生。20年も辛抱してきましたので、もう1週間ぐらいどうっていうこともありません」

(日本では、大抵が逆かも。それとも将来はこのようになる?)

◆医は算術

診察室を出て来た医者が手を洗う間もなく、受話器を取り上げた。

「やあ、お前か。頼まれていたミンクの毛皮、やっと買ってやれるぞ。手術を要する患者を診てきたところだ」

(どこの国でもいそうな感じ。日本には、そんな医師はいませんよね  ! そう願いたい)

◆いくら気丈でも

妻が診察を終えた著名な医者が口ごもっているのを見て、

「先生、私、気丈な方なんです。包み隠さずおっしゃってください。大丈夫ですから」

「8500ペスタなんです・・・・」 (とにかく驚くほど高いのですが、という意)

(診察する前に治療費を聞くか、治療が終わった後に治療費を聞くか。現在の通貨はユーロ。ちなみにユーロ=166.386ペスタらしい。)

次回へ、つづく。

◎出典
  『スペインジョーク集』(山田善郎訳編、実業之日本社。1980年刊)より抜粋

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