医療ネタ?パート2のその3
医療に関するスペインのお気楽ジョークの前回の続きです。今回で最終です。カッコ内は流風のコメント。
◆専門医
若い医者の診療室にいた時、患者が一人入ってきたと考えてくれたまえ。
「どうしました?」と医者が訊いたね。すると、
「先生、風邪がひどくて」と患者が説明していた。医者は考えたね。4~5分もたったろうか。やっと、
「さーてと、さしずめ家に帰って熱いお風呂にでも入るんですね。それから、身体をふかずに、風の中にしばらく立っていてください」
「それで風邪引きが治るんですか?先生」
「いいえ、そうすれば肺炎に罹ると思うんです。私は風邪引きについては、全然わからないんですけれども、肺炎ならどう治療すればいいか知っているんです」と答えていたよ。さすが専門医だね、彼は。
(ジョークとは思えない、流石だね。こうして患者と専門医の距離はどんどん遠くなる?)
◆診察
「奥さん舌を出して・・・・。はーい、しばらくのそのままでいてくださいよ。私にも少ししゃべらしてもらわないとね」
(医師じゃないけど、その気持ちわかる。おしゃべりの女性患者を黙らせるには、舌を出させたらよいのだ。これは妙案。だけど肝心なことを何も話さない患者も困るだろうけど)
◆妙案
「先生、不眠症で困っているんです」
「じゃ、この水薬をどうぞ。30分おきにこれで、うがいをするんですね」
「それで治るでしょうか?」
「さあね。しかし、一晩中それで気がまぎれることだけは確かですよ」
(現在の日本でも、中高年のこの悩みは深刻です。ただ気にすると眠れないのは確か。)
(番外編)
◆ネクタイ
「夫は失神状態で臥せっておりますの」
「お医者さんは、どう言ってて」
「二度とあんなネクタイの締め方をしないようにって」
(医師で、女性プロレスラーと結婚された方がいらっしゃいましたね。目に浮かぶ)
◆診断結果
「あなた、お医者さん、どう言ってらっしゃるの?」
「うん、食後に胃腸薬を匙一杯飲むようにって。そして、君には、料理の勉強をさすようにだって」
(新婚さん? 最近は新婚さんとは限らないか)
◆ぜひ聞きたい
「先生、夫は毎晩、寝言を言いますの、でも一言も十分には聞き取れないんです。もう少しはっきり言わすような処方箋頂けません?」
(危ない、危ない。そういう薬があるらしい)
◆用心深い男
医者は夫人を診察してから、夫を別室へ呼んで診察結果を告げた。
「奥さんに仰ってください。ただ年の故で、たいしたことはありませんって」
すると旦那は、頬をぴくぴくさせながら、呻くにして言った。
「それは、そのおー・・・・ 先生、駄目でしょうか? 先生が仰ってくださいということで・・・」
(恐妻家)
◆本当のことを言う時
「なあ、お前、わしがもう死んでいくんだから、これまで、わしに嘘をついていたことがあるんだったら、この際、言っておくれ」
「いいわ、あなた。・・・でも、もし、あなたが死ななかったらどうなるの?」
(やはり、あるんだ)
◎出典
『スペインジョーク集』(山田善郎訳編、実業之日本社。1980年刊)より抜粋
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