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2006年6月22日 (木)

ファンドに関する報道の偏り

村上ファンドがかなりの運用益を上げて以来、また福井日銀総裁がファンドに投資していたことなどから、ファンドは、いつでも儲かるような誤解を与えかねない報道が目立つ。非常に偏った報道だ。

そもそも、投資ファンドは、投資信託同様、リスクマネーであり、いつでも運用益が上がるわけではない。むしろ運用損することも多いはずだ。福井日銀総裁も村上ファンドで損をしていれば、マスコミも取り上げなかったであろう。

村上ファンドは運用の仕方のルール違反をして、その結果としての運用益が批判されるべきなのである。だから投資ファンドについて、国民に誤解を与えかねない報道は慎むべきだ。

むしろ他人にお金を運用依頼する危さを報道しなければならないのに、その点が抜けている。こういうことが続けば、国民に「ファンドはいつでも運用益を上げられる」という間違った理解を与え、結果的に将来「報道賠償責任」を問う声も上がってこよう。

それに日本のマスコミは、一時的に報道で国民を煽りすぎる。残念ながら、程度が低いといえよう。新聞は、大分冷静な報道になってきたが、テレビ、ラジオの報道番組は、ひどい。全てとは言わないが、キャスター、スタッフのレベルの低さは目を覆うほどである。

報道番組に感情はいらない。キャスターやコメンテイターといわれる人たちが罵詈雑言を発するのは、とてもみっともないし、品性も問われる。もっと淡々と報道する必要がある。

事実に対して、国民は主体的に判断する。一般国民を馬鹿にしたような報道はいらない。常に冷静な多面的な報道が望まれる。そして国民は、程度の低いマスコミに煽られないようにしないといけない。

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