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2006年8月21日 (月)

長者の十徳

長者とは程遠い流風だが、「長者の十徳」というものがあるらしいので、紹介しておく。これは昔、浅草寺の貫主が言われたものらしい。長者でなくても、一般人にも参考にはなると思う。家柄はどうしようもないけどね。

一、姓貴。人から敬われる家柄。

二、位高。人の頭として立つだけの地位。

三、大富。少しくらいでガタピシせぬ富。

四、威猛。対者におのずから襟を正さしめる。

五、智深。遠謀深慮の人。

六、年耆(き)。あらゆる意味においての老熟。

七、行浄。行いの清く正しいこと。

八、礼儀。これには親しみを忘れぬよう。

九、上歎(たん)。上長の人々からも褒められる。

十、下帰。下の人々をよく教え導く。

以上のように見てくると、現代では、金持ちはたくさんいても、長者といわれる人々は少なく感じる。「十徳」を備えて、長者になることは、なかなか人間修養も含めて大変なことであるようだ。

昔の長者といわれる人々は、ただ富を集めるだけでなく、社会的投資に多く回している。現在の公共投資的なこともしている。現在とは、社会の仕組みが違うとはいえ、いわゆる単なる金持ちとは基本的に異なる。彼らは富をどのように考えていたのだろうか。

そういうと、流風の子供時代は、近所の本当の金持ちは、皆、始末だった。彼らは派手に贅沢をする成り上がりを見下していたように思う。まず金持ちと成り上がりを区別しないといけないのかもしれない。

しかし、成り上がりも時を経て、金持ちになるかもしれないし、消えていく可能性もある。そして金持ちから長者が生まれるのだろう。やはり考え方が、分かれ目を作るのだろう。

結局、持つべき人が富を持つべきなのかもしれない。そのようにして、富は適切に持ち主を変えていくのかもしれない。

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