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2006年8月22日 (火)

見切り上手は商売上手

中小企業の経営は、どこも大変だ。景気の波にも影響を受けるが、市場の変動、新たな競争者、ニーズの変化などに真剣に対応しても、うまく行くとは限らない。少しの油断もできず、経営者の辛苦は単純には説明できないほど頑張っておられる。

その一方で、日本の中小企業の経営者は頑張りすぎだという指摘がある。経営が先行き厳しいのに、何とか、もう少しと頑張る経営者が多いのである。確かに、もう少し頑張れば、明かりが見えてくるという期待は誰でも持つだろう。だが、現代の中小企業を取り巻く経営環境は、残念ながら、そういう状態ではなく、見通しが不透明なら、一旦思い切りよく撤退するのも一法である。

事業を整理し、あるいは会社を整理することは大変辛いことではあるが、冷静に判断できる状態での整理がベストであるように思う。関係者のこと、従業員のこと、家族のことなど、いろいろ思いはあるだろう。だが、とことんまで行って、自分の身を断ずるような事態は避けて欲しい。余力を残して、次の事業に臨んで欲しい。仮にそのようにしても、信頼関係が深ければ、周囲はある程度理解してくれるはずだ。

事業を見切る勇気を経営者は持って欲しい。見切り上手は、投資上手と言われるように、経営も、そのことが当てはまると思う。執着心が必ずしもよい結果を生んでいないことを知るべきだ。見切る勇気を持つことは、日本全体の経済活性化によい影響を及ぼすはずだ。

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