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2006年9月13日 (水)

地域の公共施設の集客

集客に苦労している博物館・美術館・ホールなど地方の公共施設は多い。一度行けば十分という施設も多い。再度訪問するほど魅力がないのだ。原因はいろいろあるのだろう。そこで、少し考えてみた。

ⅰ 基本的には、博物館・美術館・ホールなど地方の公共施設は、中途半端な規模のものが多い。それに加えて、中身がない。結局、それは企画運営がほったらかしで、結果的に意味のない施設に成り下がっている。

ⅱ 当然、ポリシーがぼやけている施設は当然の如く、集客に苦労している。展示企画内容に疑問を感じる美術館・博物館も多い。オールラウンドな美術館とか博物館は国立に任せればよいのだ。そんなことは初めから無理なのだ。地域の公共施設は割りきりが必要だ。企画のターゲットを絞るしかない。

ⅲ 但し、ポリシーのはっきりした施設でも、集客に苦労しているところもある。ところが、人が集まらないからといって、いろいろ工夫するのはよいが、企画が分散して焦点がぼけては、人は集まらない。悪循環である。基本的に、最初に、なぜその施設を作ったのかということに立ち戻る必要がある。やはり対象とする顧客は誰なのか確認する必要がある。

ⅳ お高く留まって、認知を高める努力を怠っているところが多い。チラシの手配りなど地道な活動と、周辺の他の物販・飲食の店舗等にチラシをおいてもらえるような活動も必要である。また、それは美術関連とか、工芸関連にこだわる必要はない。こだわって範囲を初めから絞り込まないことだ。

ⅴ それに自施設にこだわった企画が多い。もっと外に出て行くべきだ。地域とのつながりを強化し、ギブ・アンド・テイクで臨むようにしたいものだ。また、いきなり離れた施設との提携は効果が出るのに時間がかかる。まず深く地域の掘り返しをする方が効果が出やすい。地域深耕ができてから、他地域との連携はそれからでも遅くない。地域と共にある姿勢が必要だ。

ⅵ また多くの人によって色々なものが展示される施設では、集客の「基本コンセプト」の理解が求められる。それがばらばらでは、客は呼べない。またそれぞれの出展者は入場者に何を知ってもらいたいのか、展示品をテーマを絞って展示することも求められる。物販的展示になっている所が多いのは残念だ。売るより認知してもらうはずの活動ができていないのだ。売りはそこから始まるはずだ。

ⅶ マンネリになって、展示に工夫が足りない場合がある。比較的大きい施設はスタッフがしっかりしているが、少し小さくなると、担当人員もなく、企画が惰性になり、展示にワンパターン化傾向がある。訪問するごとに、新しい驚きがあるような企画・展示が求められる。

ⅷ 最後に、人は人に集まるということである。館長を初めとして、地域から信頼され、どんな魅力的な人がいるか。またスタッフを前面に出して、スターにしていく努力も必要だ。また外部から魅力的な人を招聘することも大切だろう。

まあ、ほかにも色々あるだろうけど、もっと工夫をして欲しいものだ。

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