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2006年10月 6日 (金)

女性からの告白

          瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の

                  われても末に 逢わむとぞ思ふ

                                   崇徳院 (百人一首)

さて、最近は、女性から男性への愛の告白により、お付き合いが始まるというのも多いらしい。表現の仕方は様々だ。ずばり交際を申し込む猛者もいれば、直接・間接にシグナルを送るタイプもいる。

流風の若い頃は、女性から言い寄ってきた場合は、避けるべし、といったような先輩からの忠告があった。女性から言い寄るなんて、プレイガールか、何か問題を抱えた奴に違いないという判断だ。

それが、今はそういうことは、あまりこだわりがなく、女性の方からアプローチして、普通に交際が始まるらしい。女性の方が稼ぐこともあるだろうが、異性の選択権が女性に移っているらしい。もちろん、男性からの愛の告白を待っている女性も多いのは、現在でも変らないようだが。

一般に女性が男性に気になる人へシグナルを送るのは、食事に誘うことが一番多いらしい。流風は若い頃、あまりそういう誘いを受けることはなかったが、宴会で、私の席の横に座って、アピールする女性は何人かいた。あまり好きなタイプは寄って来なかったが(笑)。

それに仕事中に、関係ないのにやたら話しかけてきたり、視線を送ってきたりして困ったことがある。公私混同するタイプは苦手だったので、迷惑に感じたものだ。そのようにして、男性へアプローチしているのだろう。女性にとって、職場は、仕事より、異性の見定め場所のようだった。それは今も変らないような気がする。

ところで、流風の好きな落語の一つである『崇徳院』(東京では、『皿屋』らしい)でも、さる大家のお嬢さんが、花見で出会った男性(実は皿屋という大店の息子)に、女持ちの扇子に書いてある「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の」という上の句だけを示して、自分の意を表している。当然、相手が、下の句がわからなければ、意思は伝わらない。

こういう“謎を掛ける”奥ゆかしさは、現在の女性に期待はできないだろうか。電話やメールで、万葉の時代のように、直截的に愛の告白をするのもいいが、何とも味気ない。もう少し、何かに意味を持たせて、相手に投げかけるのも面白いと思うのだが。

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