« 漢詩を味わう? | トップページ | 高齢者の介護予防 »

2006年11月27日 (月)

調査の危さ

一般ビジネスにおいて、広告代理店のやる調査は多くは作為的であろう。質問事項は、クライアントに心地よい答えが用意されている。クライアントの方ばかりを見ているから、クライアントに心地よい回答を顧客から得る必要があるからだ。そして、そのようにして、広告代理店は劣化していく。

結局、広告代理店の調査に疑義を感じた賢いクライアントは、顧客に直接聞くことが有効と判断し、またコスト削減のため、広告代理店を切ることにつながる。もちろん、顧客に直接聞くとしても、戦略に相応したもので、なければならない。その対象が誤っていては、正しいデータは得られない。

また、流風は、世論調査もあまり信じないことにしている。大体、アンケートそのものが、どこも作為的なものが多い。統計手法を悪用しているとも言える。質問者が欲しい答えを想定した質問が多いからだ。それでは、本来のアンケートにならない。

国がする世論調査は、一応、統計手法的には正しいが、最近は、質問事項に恣意的なものを感じる。やらせ問題が発覚し、信用を失っている。国のやる世論調査にしても、あまり信用できないという事態になっていることは嘆かわしい。

その裏には、多くの研究所や大手広告代理店が、中立的視点を喪失し、政治に汚されているということもあろう。今回のやらせ問題でも、内閣府が広告代理店に仕事を依頼した時点で、問題発生の可能性はあったと言える。

またマスコミの世論調査も同様である。質問事項で、その回答の傾向が出てしまうのは同じだ。まやかしとは言わないが、やはり、マスコミ主導の世論誘導の可能性は否定できない。

それでは、ネット調査がどうかといえば、これはもっと偏りが大きい。調査手法も質問事項も問題があると言われている。調査手法はいずれ改善されるだろうが、現状まだまだという印象を受ける。

だから、世論調査とか、アンケート調査は、そのデータを活用する人は、注意して見る必要がある。鵜呑みすると、とんでもない逆方向に進む可能性もある。用心したいものである。そのためには、どのような質問事項で、どのような回答項目があったのか確認しておく必要がある。

|

« 漢詩を味わう? | トップページ | 高齢者の介護予防 »

経営関連」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/99784/12841116

この記事へのトラックバック一覧です: 調査の危さ:

« 漢詩を味わう? | トップページ | 高齢者の介護予防 »