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2006年11月25日 (土)

漢詩を味わう?

この歳になっても知らないことはたくさんある。多分、この世で知りうることは本当に限られているんだろうなと思う。また知っていると思っていることも、必ずしも十分に理解しているとは言えず、それ自体もあやふやだ。

学生時代、古文とか漢文の苦手な流風は、よく居眠りをしていたように思う。先生が、例のテンポで読まれると、まさにそれは夢の中。それでも、他の学科のように、教師から叱られることもなく、チョークの飛んでくることもなかった。進学校でもなかったので、のんびりした授業風景だったと思う。

そういうことで、受験対策には、ほとほと困ったことを思い出す。大体文法が多いのだが、それは適当に暗記して、いわゆる「傾向と対策」で、出そうな古文や漢文の現代語訳だけを通読したのも、遠い記憶。受験前日も、落ち着かず、誰の現代語訳したものか忘れたが、『源氏物語』を通読して、夜が更けた。

そして何回目かの受験に、源氏物語が出たが、あらすじを記憶していたため、ばっちり(笑)解答できた。もちろん、その大学は受かった。

だが、古文も漢文も、その基礎は、未だに、十分とは言いかねる。最近になって、和歌や漢詩等に興味ができて、ブログにも載せているが、初心者レベルだろう。この歳では、若干恥ずかしいと思いながら、自分確認として、載せている。

さて、先日、ある雑誌を読んでいると、興膳 宏氏が、漢詩のリズムを紹介されていた(*参照)。誰でも漢詩が読めるヒントとして、次のことを挙げておられた。参考までに記しておこう。

一、漢詩には、主要な詩型として、五言詩と七言詩がある。

   この程度は、流石に流風でも知っている。

二、詩である以上、音声と意味において自ずから意味がある。

   五言詩なら2/3、七言詩なら2/2/3となる。習ったかな。記憶にない(笑)。
   つまり、2字+3字、あるいは2字+2字+3字で音声と意味の流れが出ているそうだ。

三、中国語は、基本的に単語の上下関係で意味が決まる。

   よって、各文節を睨んでいれば、それなりに意味がつかめる。
    それは何となくわかるような気がする。

   そして文節で3語のところは、更に2+1または1+2に文節して考える。
    意味の通じそうな方を採用するのだろう。

四、この原則に照らして、漢字の間を仮名でつないでいけば、訓読文になる。

   これで、原語で読んだ気分に近づける。

興膳 宏氏は、単に楽しむだけなら、以上のようにしてでいいと言う。流風もこれで楽しもう。

ただ、氏は専門的に学ぶなら、中国語も学ばなければならないし、日本語の文法も習得しなければならないと警告している。

でも、中国人によると、日本の専門家の先生といわれる方が、変な解釈をしていると指摘する。漢文研究者も大変ですなあ(笑)。

*出典『ちくま』2006.NO.427 興膳 宏「漢詩のリズム」

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