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2006年11月 8日 (水)

観光に写真は必要か

流風も旅行には出かけるが、あまり写真を撮ることはしない。そちらに神経が集中した結果、その地での生での印象が弱くなるからだ。経営者やサラリーマンが、企業向けセミナーの受講したり、学生が大学の授業を受ける時、講師の言うことを必死で書きとめたが故に、その場での理解が浅くなるのと同様である。

さて、日本人観光客は、相変わらず、観光地での写真が好きなようである。そして、それらの旅行が駆け足だということも影響しているだろう。それを補うため、写真を撮ることによって、後日、編集したりして、楽しめるということを期待しての行動だろう。

だが、海外の観光地の捉え方は微妙である。フランスのある雑誌が、そのことを揶揄して問題になったようだが、それは彼らの普通の感覚だろう。旅行先で表面的な写真を撮ったところで、現地の深いところまではわからない。一体日本人旅行客は何をしに来ているのか、という感覚だろう。長期滞在バカンスが通常の彼らにとっては、日本人の行動が奇異に見えるのは仕方ない。

もちろん、観光地で、写真やビデオに夢中になると、結局、目的の観光が疎かになることは、意外と日本人観光客は自覚していないかもしれない。写真を撮ったり、ビデオを回すより、直に、その空気を感じ取り、人間を含めて、いろんな交流を通じて、観察をする方が有意義かもしれない。そういう点は、欧米人に学びたい。

表面的なことより、その地域を深く知ることは、これからの観光国家を目指す日本にとっても、考えなくてはならない課題である。海外旅行者が、日本に、一体、何を求め、何が知りたいのか、そういう欲求、要望に対して、適切に応えていくためには、私達も旅行に対する考え方を変えていく必要があるようにも思える。もっとも、そのためには、長期休暇が必要だが。

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