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2006年12月 9日 (土)

最近の民主党の政策論議について

民主党の政策論議が明らかになりつつあるが、どうも揺れているようである。あまり何でも公表するのはいかがなものか。議員それぞれの持ち味で意見を気ままに述べたことを公表していては収拾がつかなくなる。有権者としても、わかりにくい。

例えば、消費税論議でも、消費税は上げずに済ませようという考え方を挙げている。これは以前は年金がらみで、上げると言っていた。それは問題ないと流風は思っていた。

しかし、最近の消費税は上げずに済ませようという考え方は、党内議論としては許されても、公表するには、若干甘いのではないか。それは可能性の一部でしかない。いろんな経済情勢の見極めが中途半端な感じがする。多様な可能性を国民の前に明らかにすべきだろう。公表の仕方に工夫が求められる。

また教育問題でも、高校を義務教育にすべきと論議している。しかし、少し軽率な論議ではなかろうか。風潮に少し流されているような感じを受ける。高校の義務教育化は、現在の硬直した教育体制を更に硬直したものにしかねない。もっと慎重な論議が必要だ。

このように、未だ結論の出ていないことを、議論百出したとして、全てマスコミに公表する必要もない。党としての見解が定まったものを公表すればいいのだ。有権者にとっては、政策提言がふらふらすることは望ましくない。

党内議論に、色々な意見があり、活発な意見交換をすることは、組織にとって大事なことだが、党としての政策を軽々に変更する必要はない。他党の政策や、世間の評判に徒に流される必要もない。自らの党としての主張を辛抱強く主張し続けることが大切なのだ。

結局言えることは、民主党が今までに掲げた政策・主張は、それなりに問題があるわけではないということだ。それはそれで評価できるのだから、別に変更しなくてもいいと思う。そして、もう少し、丁寧な議論(幅、深さ、長さ)が必要と思う。更に民主党という党の位置づけも含めて、慎重な政策論議が必要だろう。

また小沢代表は、過剰に選挙を意識しすぎて、自然体でなくなっているように感じる。人間誰でも、そうだが、あせって緊張しすぎると、十分な成果は望めない。小沢代表には、自然体に戻ることが望まれる。来年の参議院選挙にどうしても勝たなければならないのだという強迫観念は自己を見失うだけだ。

そして、有権者が何を感じているかを、もっと吸い取ることが大事だ。自民党に、少しあきれ返る事象が多い今日、民主党には、もう少し背骨をしっかりしてもらいたいものである。そうすれば、自ずから成果は出てこよう。

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