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2007年1月 3日 (水)

百人一首と歌人のライバル

お正月に、百人一首をされる家庭がどれくらいあるのだろう。子供の頃、時々、百人一首のカルタが並べられて、上の句やら、下の句を読んで取り合いするが、近所のお姉さんが圧倒的に強く、流風は、手前に置いたカルタをお情けで取らせてもらえるだけだった。

その後、勝気であれば、その後精進して?勉強するのだろうが、そういうこともなくて今日に至っている。自宅に百人一首はあったが、親世代を除けば、熱心にやったという印象はない。それほど、熱心に覚える努力もしなかった。せいぜい、坊主流しか、姫流しをした程度(笑)。

百人一首に関心を持ち始めたのは、つい最近のことである。流風と同じ気持ちの世代は多いはずだ。流石に選ばれただけあって、それなりによい歌が多い。またカルタ取りは知的なゲームである。何しろ日本文化が味わえる。そう考えれば、子供の時、努力をしなかったことは、少し後悔として残る。脳内開発にもいいかもしれないし、今からでも、覚えるとしますか。

それはそれとして、本題に入ろう。その百人一首の中で、歌人のライバルとして、有名なのは、平兼盛と壬生忠見だろう。天徳四年の内裏歌合せの最終番で、彼らは競った。どちらも秀逸で、判定はしづらく、百人一首では、一応平兼盛が勝ったことになっている。ただ『拾遺集』だと、確認していないが、逆になっているようだ。選者の苦肉の配慮の跡がうかがわれる。

平兼盛の歌(『拾遺集』、及び百人一首四十番)

         しのぶれど 色に出にけり わが恋は

             ものや思ふと 人のとふまで   

(密かに思う心を隠していたが、顔色に出てしまったよ、私の恋は。人が、物思いしているのかと尋ねる前に) 

流風の若い時の経験でも、いいなあと思う女性にはすぐ反応して、友人や同僚にすばやく見抜かれていたように思う。 

壬生忠見の歌 (『拾遺集』、及び百人一首四十一番)

         恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり

             人知れずこそ 思ひそめしか

(恋をしているという私の噂は、早くも立ってしまった。人にわからないように、密かに思いを寄せ始めたばかりなのに)

社内恋愛の禁じられている企業では、こういうことはよくある。しかし、ちょっとした仕草や行動で、その種の情報に詳しい人々にわかって噂を流されてしまう。くわばら、くわばら。

実体験を交えても、どちらがいいか判定しづらいですなあ。またライバルをもって切磋琢磨すれば、すばらしい作品が出来上がる事例とも考えられる。皆様は、いいが?

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