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2007年2月20日 (火)

身土不二ということ

「身土不二(しんどふじ)」という言葉がある。「身土不二」はもともと仏教の経典から出ている言葉で、その読み方も違って、「しんどふに」らしい。そのことは詳しく記さないが、その後、明治時代に、身体と土は一緒のものだという考え方に発展したようだ。

長生きをしたかったら、近くの丘を見渡し、見える範囲内(3里から4里の範囲内。すなわち、12kmから16kmの範囲内)のもので、衣食住を賄いなさいということである。現在の日本の言葉に無理やり当てはめれば、意味合いは異なるが、「地産地消」ということかもしれない。

要するに、食べ物であれば~例えば、水、穀物、野菜、果実、肉、魚などを指す~、地元の旬のものを食べなさいということである。極端に言えば、その地、その季節で取れないものは、無理して食べることも無いということを意味している。季節外れの食べ物や遠い地で生産された食べ物は避けた方が望ましいということです。

人間の身体は、自然の一部なので、住んでいる風土に適応した食品を口にすることが求められる。このことは、出張先の食べ物で胃腸の調子が悪くなるとことが典型的に示している。違った地域に行くと、よく水が合わないということを言うが、その言葉が人間の身体をうまく表現している。

ところが、都会に行けば行くほど、そういう生活は不可能になってしまう。都会は、本来仕事をするには有利だが、人間が住むところではないということになる。現実に身土不二という生活は難しいかもしれないが、長生きしたかったら、思い切って都会を離れるのも一つの手かもしれない。

ただ、いきなり田舎住まいは勧めない。ベストは、大都市→地方都市→地方市町村→田舎という段階を踏まないと、とても馴染めないだろう。まず地方と交流を深め、コミュニケーションできる先を探すことが必要かもしれない。定年退職者には、その点、多くのチャンスがありそうだ。現役である人も、将来を睨んで、田舎住まい(地方の市町村住まい含む。最悪、地方都市)のために手を打っておくのもいいかもしれない。

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