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2007年3月15日 (木)

ひっかけの薀蓄?

俗に、「引っ掛ける」という言葉がある。高校生時代も、軟派と言われる奴等が、「おい、学校終わったら、○○女子高に行って、引っ掛けに行こか」なんて、悪い相談をしていた。

大阪にも、“ひっかけ橋”なるものがある。最近は、柄の悪そうな兄ちゃんが、女性に声をかけている。当初は、若者の文化だったが、現在は雰囲気も、あやしいものになって、あまり宜しくない。

辞書を見ると、「引っ掛ける」は、「引っ掛く」から来ているらしい。意味は、釣り込む、たぶらかすなどの意がある。大体は、男からの仕掛けであろう。

しかし、まあ、昔は女性がわざとハンカチを落とすのも、その部類と言えなくもない。最近は、そんな生易しいものではなく、積極的にアプローチする女性の猛者も多いと聞く。

あるテレビ番組を見ていたら、合コンの帰りに女性からキスを迫ったという。まさに女性の“男化現象”である。それで男が落ちているから情けない。本人が幸せであれば、それもいいが。

また、芸能の世界でも、義太夫に『釣女』という題材があるし、文楽などで上演しているようだ。狂言では、同様な内容で、『釣針』となっている。昔から、そういう視点はあったのだ。

内容は、妻を引っ掛ける意味~正妻かどうかはわからない~が強いようだ。まあ、引っ掛ける気持ちは、現在と大差はないだろう。内容は、概して消極的だ。“夢見る男”と言うべきか。

舞台は、例の西宮えびすで、恵比須に「いい妻が見つかりますように」と願をかける大名とお伴をした太郎冠者が出場人物である。

彼らが本殿で仮寝すると、大名は霊夢を見、その夢の通りの場所に行くと、釣竿が置いてある。大名は、恵比寿様が与えてくれた釣竿と考え、太郎冠者に釣らせて、美女を釣り上げる。

それならと、太郎冠者も自分の妻をと意気込んで、女を釣り上げ、喜ぶが、女の衣を取って、びっくり。とんでもない醜女(しこめ)だったというお話。

大名が、太郎冠者に釣らせるのは、身分の高い者は、釣等はしないということだろう。しかし、釣果は、持ち逃げ。他方、太郎冠者は、他人の釣竿では、いいものは釣れないということか。

確かに、釣る場所の選定、釣る道具、釣る技術は、魚釣り同様、自ら考える必要がある。一般人は、他人任せでは、よい異性を釣ることはなかなか難しいと言っているのかもしれない。

そして、まず魚のいないところに釣り糸をたれても釣果は望めない。また、道具・技術も必要だが、失敗を恐れず、釣り糸を垂れることも大切ですね。釣り糸を垂れずして、釣果はないよ。これ、当たり前。独身の皆様、頑張ろうね(笑)。

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