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2007年4月12日 (木)

寵愛された女性の運命

権力者に愛された女性の運命は、どこの国の女性も似ている。人間のやることは、どこも変わらないということだろうか。

中国の前漢時代に、班婕妤(はん・しょうよ、倢伃とも表記)がいた。婕妤とは女官の名称である。よって、名前は不明。また班況の娘と云われるが不明な点も多い。多分、美しい娘を探し出して、自分の娘として献上したのだろう。

彼女は、選抜されて、後宮に入り、成帝から寵愛を受ける。そして「婕妤」になる。子供も生まれるが、しばらくして亡くしている。

その後、寵愛は趙飛燕・趙合徳姉妹に移り、顧みられなくなり、空しさを感じるようになる。

危険を感じた彼女は、自ら身を引き、長信宮で、大后に仕え、成帝が亡くなると、園陵の奉仕にあたったという。

さて、その趙飛燕・趙合徳姉妹は、姉の趙飛燕は皇后になり、妹の趙合徳は昭儀(*注参照)になる。二人は成帝の寵愛を受ける。

彼女等は、非常にスレンダーで、色々食べ物に注意していたようだ。減肥茶などを飲用し、体型を保ち、皇帝の寵愛を維持した。ただ、このことが災いし、子供には恵まれていない。

後、趙飛燕への愛は薄れ、妹の趙合徳へ愛が向けられる。彼女は房中術を以って皇帝に仕えた。すなわち、皇帝に精力剤を飲ませて過剰な性愛を求めた。しかし、それが災いし、彼女も子供に恵まれていない。

そのためもあって、彼女らは、皇帝が他の女性に産ませた子供たちを成帝が殺害するように仕向けたという。そして、その皇帝は、過剰な性行為が負担になって急死する。趙合徳は、その責任を問われ、自殺に追い込まれている。

権力者に寵愛されるのも、良し悪しである。

* 昭儀とは、後宮の女官の位である。

* 減肥茶について

腹部の脂肪蓄積をなくし、皮膚と筋肉の若さを保たれると云われてきた。しかし、近年、このお茶は、視覚障害や心筋梗塞が指摘されており、妊婦は流産を促進するという。あまり女性には、飲用を勧められない代物だ。それに痩せすぎると、難産になりやすいらしい。

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