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2007年4月 7日 (土)

珍味と応接

兵庫県の珍味として、もてはやされた歴史のあるのが、明石の鯛と、播州の野菜だったという。明石の鯛は、今でも有名だが、播州の野菜はそうとは知らなかった。しかし、播州は広い。明石方面から姫路方面一体を指すのであろう。一体、どの辺の野菜が珍味として取り扱われたのであろうか。

それはそれとして、利休に関する話で、次のような話がある。ある金持ちが、利休を招いてもてなそうとした。そこで遠方からの珍味として、明石の鯛や播州の野菜を取り寄せたそうだ。

すると、利休は、それを見て怒り、「そんな心得違いをする人とは、お茶について語れない」と言って、すぐさま帰ったということである。

変人と言えば変人だが、高邁な芸術家や文化人に接する時の心得としては、このエピソードは的確に物語っている。相手の考え方を十分把握せず、相手をもてなすことは、かえって失礼にあたる。

不愉快な思いをさせないような配慮は求められる。それには相手の考え方を知り、適切に対応するのが望ましい。お金をかけたらいいというものではない。しかし、つくづく応接の難しさを感じる。

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