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2007年6月10日 (日)

琴瑟相和す

『詩経』に「琴瑟相和す(キンシツアイワス)」という言葉がある。ちなみに、瑟は大琴のことである。琴と瑟が両者奏でた時、その音調が、よく合って響きが相和し、よい雰囲気を醸し出していることを指す。

転じて、夫婦の仲が大変睦まじいことを喩えて言っている。かつては、結婚式のスピーチによく使われていたが、最近は若い人に言葉の意味も伝わらないので、あまり使われないようだ。

原典は、「妻子よく合うこと琴瑟を鼓するが如し」や「窈窕たる淑女は琴瑟もて之に友(たの)しまん(解釈により、「之を友とす」と読み下しているものもある)」とある。これらに続く似た表現として、「窈窕たる淑女は鐘鼓之を楽しまん」と一文も見える。

ある兄弟一族が集まって、宴会している様を詠っている。この背景には、周公旦がその兄弟が道を誤り、周に叛いて、誅殺されたことを哀れんで詠んだとされている。つまり、兄弟や妻子を相和して仲良くすることが、家の栄を保証し、皆楽しめると諭しているのだ。

すなわち、親族さえ、まともにまとめられないようでは、天下を考えることは難しいとも言っている様である。家を治めることは国家を治めることにつながるとは、かつてよく言われた言葉だ。家庭円満、まずこれが出世の条件ですな。

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