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2007年6月 8日 (金)

要領を得ず

「要領を得ず」の「要領」は何を意味するのだろうか。単純に文字からすれば、「要の領土」ということだろうか。いろいろな解釈があるようだが、ここではそうしておく。

この「要領を得ず」は、漢の時代、武帝が匈奴対策に悩み、匈奴を憎む遊牧民と組み、挟み撃ちを考えたことから発している。彼は遊牧民の月氏に張騫を派遣し、調査させる。しかし、彼は匈奴につかまり、匈奴生活を余儀なくされる。

しかし、彼は使命を忘れず、十数年してから、脱出して、やっと月氏国にたどり着く。だが、時代はすでに変わり、月氏も状況が変わり、現状に満足していた。月氏を匈奴対策に動かすことに失敗し、彼は帰途につく。しかし、また匈奴に捕らえられ、今度は一年余りで脱出し、やっと長安に帰る。

彼は、武帝の意図したことには役に立たなかったが、東西の道をつなぎ、やがてシルク・ロードが開かれることになる。彼は要領を得なかったが、結果的に歴史に名を残す大事業をやったことになる。このように最初の使命感と違った結果になることは、起こりうる。

某大臣は説明に要領を得ず、自殺してしまったが、誰を守ろうとしたのだろうか。誰かを守ろうとして、結果的に守れなくなったのではないか。意図したことと違う結果になる。これは誰しも経験のあることだろう。このブログも、要領を得ない文章になってしまった(笑)。本日はこの辺で。

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