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2007年8月 4日 (土)

難破船の宝

少し前の海外の記事に、難破船から金銀財宝を引き揚げたことが掲載されていた。へぇ~、そんな財宝が実際あるのには少しびっくりした。

そうした幻の財宝については、よく報道されるが、大抵ガセネタだったりする。そういうのに引っかかって大金を失った人もいるようだ。まあ、レジャーの一環であれば、それもまたいいかもしれないが。

落語にも、「水中の玉」というのがある。大川のそこに財宝が沈んでいるという情報を聞き込んだ若旦那が、出入りの幇間に話をして、手伝わないかと相談をもちかける。

しかし、川底は危険だ。そこで、若旦那が策を授ける。その策というのが、大きなガラス瓶に幇間を入れて、吊り下げて、財宝を得ようというもの。

嫌がる幇間を説得して、大瓶に彼を入れて沈めるが、彼は財宝を目の前にしても、何もすることができない。オチは、「早く拾えよ」「手が出ません」という間抜けな話だ。

だが、私達も、宝の種類は違いこそすれ、同様なことをしていると思う。遠くて危険な宝を得る努力より、身近な宝を掘り当てる努力をした方がよさそうである。

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