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2007年10月31日 (水)

米国は今、何をすべきなのか

現米国政権は、一体何がしたいのか見えない。中東政策では相変わらず、トンチンカンなことをやっているし、米国の評判を落とし、財政を更に悪化させている。かつてのようにドルを刷れば解決できると思っているのだろうか。まさに脳の小さい恐竜になっている感じだ。今のままでは、米国は崩壊せざるをえない。恐竜が滅んだように。

そんな米国に相変わらず、ご機嫌取りをしている自民党政権は、現米国政権を悪化させるだけだ。イエスマンは、皮肉にも、米国に、じわじわと毒を利かせている。米国を弱めるのが、日本の政治目的だろうか。きちんと諫言できない日本政府は、真の米国の同盟国ではないのだろう。

9.11の真実は未だ不明だが、仮にアルカイダがやったものとしても、米国はもっと大人の対応をすべきだったのだ。それは、すなわち、アラブの一般民衆を見方につけることだ。それは軍隊で、彼の地を荒らすことではない。

つまり、彼らの生活を安定させるための援助をするだけでいいのだ。それだけでアルカイダは崩壊する。かつて蒋介石は戦後、日本に対して、「以徳報怨」の精神で、「恨みに報いるに恨みをもってせず」と対日賠償請求放棄を宣言した。この時、日本人は、中国人の奥深さと、その遠慮(遠く慮ること)に驚いたものだ(*注)。しかし、残念ながら、米国政権には、その思考は見られない。

単純に仕返しだといって、戦争を仕掛けて、民衆を敵にまわして、テロ集団を増やしていくだけだ。そんなことでは、いつになっても収拾がつかない。また無智な日本政府は、テロ特措法だ、新法だと騒いで、無理やり自衛隊を派遣して、米国に加担しようとする。物事の本質を理解せず、米国のケツの後を追いかけるだけでは能はないだろう。

米国にプラスになるように提言するのが友人ではないか。中東から軍を撤退し、彼らの民生の安定のための方策を練ればいい。その方がローコストで、米国も尊敬を集められるのだ。なぜ、そのことに、いつまでも両国は気づかないのだろう。

*注

蒋介石の評価は様々である。「以徳報怨」は、精神的に中国人の方が日本人より上位であるという宣言と捉えることもできる。ただ、彼は極めて大陸的発想の持ち主であったことは間違いない。

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