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2007年11月30日 (金)

作品と作者の変化を読む

日記をつけている人は多いかもしれない。しかし、自分の日記を読み返す人は意外と少ないかもしれない。せいぜい1年前くらいから読み返す人はいても、10年前のものから読み返し、自分の変化を客観的に把握している人は僅かだろう。

基本的に、自分の変化は、第三者によって指摘されて、気づくことも多い。それほどに自分を客観視することは難しい。

それでは、画家の場合はどうなのだろう。流風が比較的好きなクロード・モネは、同じ題材を取り扱っても、年齢を重ねるごとに、その作品が変化している。もちろん、歳を重ねることによる経験の積み重ねが絵を変えているとも言える。

しかし、彼の場合は、対象物を視るための視力に問題があったそうである。すなわち、歳を重ねるごとに、赤みを帯びた色調になっているそうだ。流風は、まだ残念ながら確認できていないが、次に観る機会があれば、確認してみようと思う。

実は、彼の色調の変化は、白内障にかかり、その程度が進んだ結果と云われる。その結果、彼がそれをわかっていたのかどうかは不明だが、変化にとんだ作品になっているということだ。

自分を客観視することが難しいのと同様、自分が生んだ作品についても、そうかもしれない。過去を振り返るなと言う人も多いが、自分の歴史と作品がどのように変化しているのか、見てみるのも悪くないと思う。

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