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2007年12月 7日 (金)

『四耐』ということ

曽国藩といえば、清代末期の軍人、政治家で、太平天国の乱を平定したことで有名だ。彼の部下には、あの李鴻章がいる。

その彼が言ったと伝えられる言葉に、四耐、というのがある。彼一流の処世術かもしれない。それに流風なりの解釈を付け加えておこう。

 一、冷ややかなることに耐える

周囲の冷たさに耐えることは、辛いものだ。しかし、辛いと思えば、余計に辛さが増す。そういうものに耐えるには、自己の背骨がしっかりしている必要がある。そのためには、何か理想のようなものを持つ必要がある。

 二、苦しいことに耐える

苦しさには、身体上の苦しさと心の苦しさとがあろう。彼は、主として、心の苦しさを指しているのだろう。この世は、矛盾だらけだ。その中で、生き抜くには、苦しさに耐える精神力が求められる。そのためには、一、と同様、社会に尽くす大望がなければならない。

 三、煩わしいことに耐える

理想を達成するには、理解者を増やさなければならない。しかし、一人一人に、それぞれに説明するのは、大変煩わしいことである。何でわかってくれないのかと、悩むこともある。しかし、人々を取り巻く状況は、それぞれ異なり、理解の仕方は異なる。そういうことを達観して、煩わしさを避けてはならない。不思議なもので、人の理解は、ある限界点を超えると急速に理解が進む。そこまで辛抱強く待つ姿勢が問われている。

 四、閑に耐える

物事を進めていく上で、必ず、「待ち」の時間が必要だ。それは、性格にもよるが、辛いことだ。ついつい、心が急いて、あせってしまうこともある。しかし、物事には、チャンス・タイミングがある。その時期まで、待つことに耐えることがリーダーには求められる。急いては事を仕損じる、と古語(ことわざ)にもある。

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