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2007年12月21日 (金)

ほんまかいな、白熱電球製造中止

報道(共同通信)によると、白熱電球は、蛍光灯に比べ、エネルギー効率が悪いため、数年内に、製造・販売を中止する方針を打ち出すらしい。消費電力の少ない電球型蛍光灯への切り替えを促したいらしい。しかし、どうも情報の出方がおかしい。政府筋と言うが、どこかはっきりしない。

こういう情報は、ビジネスを有利にしようとする人々が流す情報かもしれない。もちろん、国際的な省エネ事情への対応に政府が迫られている事情はあるかもしれない。しかし、それに蛍光灯メーカーが乗った話と勘ぐれないこともない(*注記参照)。

確かに、白熱灯電球は、蛍光灯に比べて効率が悪いことは、以前から指摘されてきた。だから、人々は、その使い方は変えているはずだ。短い時間点灯するトイレとか玄関、風呂場などは、白熱灯でと、メーカーも推奨してきた。蛍光灯は、長時間点灯するオフィスとか、家庭のリビングに適していると言われてきた。

今、多くのオフィスや家庭では、そのようになっているのではないか。そのような状況で、白熱灯を蛍光灯に変えたところで、全体としての効率はあまり変わらないはずだ。むしろ、点灯回路の必要な蛍光灯では、代えることによる資源ロスの方が大きい。あくまで、トータルコストで考えなければならないはずだ。

多分、国内蛍光灯ランプメーカーは、苦境にあるのだろう。しかし、国を動かして、こんな小手先のことをしても、ビジネス環境は改善されないだろう。蛍光ランプ製造から撤退するか、新しい技術を付加して画期的な新製品を作るしかないだろう。問われているのは、ランプメーカーの経営姿勢だ。

*注記

基本的に、省資源・省エネルギーを考えるならば、全ての照明をLEDにする必要がある。もちろん、電球型蛍光灯の方が、白熱電球より、エネルギー効率は高いことは認識している。しかし、真剣に省エネを考えるなら、蛍光灯も、廃止を考えなければ意味はない。海外が、白熱灯から電球型蛍光灯に切り替える動きがあるからという理由で、そうしなければならないというのはおかしい。

そもそも夜間電力が余っており、照明によるエネルギーに及ぼす影響は小さい。環境問題を言うなら、そもそも電力供給自体が問題だということを認識しなければならない。これは原子力発電に誘導しようとする深謀遠慮とも考えられる。使用済み核燃料の問題の解決していない原子力発電の推進は、後世に大きな負荷を残すことを覚悟しなければならない。

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