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2008年2月 9日 (土)

官僚の残業について

国の官僚の残業は、異常だと聞いたことがある。最近のことは、よくわからないが、それは政治家の都合で、引き摺られるのかもしれない。しかし、いかに国に貢献するという意識の高い官僚でも、残業が多いことは望ましくない。

しかし、この官僚の残業の原因を作ったのは、十七条の憲法の第八、ではないかと思われる。その内容は、次の通りだ。

八に曰く、

群卿百僚、早く朝して晏(おそ)く退(ひ)け。

公事おろそかにすることなかれ。終日にても尽くしがたし。

是を以て、遅く朝すれば、急なるにおよばず、早く退けば、必ず事尽くさず。

いつものように見ていくと、まず「群卿百僚、早く朝して晏(おそ)く退(ひ)け」は、大臣・官僚は、朝早く出勤して、日が暮れても遅く退出すべきだ、ということだろう。

「公事おろそかにすることなかれ。終日にても尽くしがたし。」は、官庁の仕事は、全て大事なことばかりで、疎かにはできない。一日かかっても、なかなか思うようには完了できないものだ、と指摘する。

「是を以て、遅く朝すれば、急なるにおよばず、早く退けば、必ず事尽くさず」は、だから、遅く出勤し、早く退庁するようでは、仕事を終わらすことができない。それでは、大臣・官僚の仕事放棄と言って差し支えないと、厳しく指弾している。

聖徳太子の当時の大臣や官僚がどのようであったのかわからないが、現在の日本のほとんどの真面目な官僚とは、似ても似つかなかったのではないかと推定される。現在の日本人の気質とは、どうも違うような気がする。私達は、長い年月をかけて、現在のような日本人気質を作ってきたのであろう。

そうであれば、この十七条の憲法の第八の通り、現在の官僚が働くのは問題があるかもしれない。公務員とは、国民のスタッフであり、サービス担当と考えれば、フル対応するには、むしろ、交代制が望ましい。つまり二交代とか、部署によっては三交代が望まれる。そうすれば、残業は制限できる。

すなわち、国際化時代にも対応できる24時間体制での組織的対応が望まれる。一人の担当が、残業する仕組みは変えた方がいいかもしれない。それが真に国民に奉仕することにつながるのではないか。

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