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2008年5月13日 (火)

金は天下の回り物

鎌倉時代のことだろうか、ある人がかなりの領地を所有していた。土地は肥えており、その領主は十分潤っていたが、その生活は地味で驕った生活は見られなかった。

そして、領民のために、いざという時は、蓄積した財産を思い切って使い、領民の信頼を得ていた。そのため領民は決して飢えることはなかったと云う。

彼がある日、馬に乗って出かけて、橋を渡る途中、腰に下げていた小銭袋を川に落としてしまった。僅かの金額だから、供の者は去ろうとしたが、その領主は、松明を買い求めさせ、探させたという。

何ともケチな行いと周囲から嘲笑されたが、彼が言うには、「松明を買い求めたから、その商人は潤い、また戻ってきた小銭もまた使うことになるから、僅かではあるけれども、世の中の役に立つ。川の中に置き去りでは、何の役にも立たない」と、諭した。

このように見ると、一見無駄金と思われるものも、世の中に役に立っているのかもしれない。男は、往々にして、女性の無駄な買い物やサービスの利用をあざ笑うが、それも考えようということかもしれない。金は天下のまわり物ということか。

男から見れば、一見無駄と思われる、女性のブランド物などの高級品や雑貨品などの購入は消費をある程度、経済を活性化させるのだろう。成熟化社会では、女性の消費が鍵を握っているのだろう。そして、流風にも、お金が回って来る?まさかね(笑)。

*追記

このブログは、ある本を昔読んで思い出しながら記したもので、長い間、参考文献がわからなかったのだが、学生さんから問い合わせを受けて、再度調べてみたら、下記の文献が出典とわかりました。文献内容と、文章はかなり異なりますが、参考文献となりますので、改めて追記しておきます。

参考文献 『決断の一言』(風巻絃一著)

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