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2008年5月 1日 (木)

私腹を肥やすな

一部と思いたいが、公務員が私腹を肥やしている。それは何も業者から賄賂を受け取るだけを意味しない。既得権の確保に血眼になり、組織をいかに温存するかに腐心し、そこに付け込む業者と馴れ合いになり、税金の無駄遣いをしていることも、私腹を肥やすことに他ならない。

十七条の憲法第十二条では、税の二重取りを禁止している。一応、その内容をみると以下のようだ。

「国司や国造は、勝手に百姓から税金を徴収してはならない。国に二君はなく、民にも二人の君主は存在しないからだ。日本の国民は、天皇が主である。任ぜられた官吏は全て天皇の家臣である。国司や国造は公職の身でありながら、百姓から税を徴収することはあってはならない」と。

今の日本では、一応仕組み上、上記のようなことはできないが、税の無駄遣いは横行している。また社会保険料の無駄遣いも指摘され、その補填に税を投入するという馬鹿げたことも行われている。職員の不正の補填までも税が投入されたりして、管理責任が問われないこともある。これらは、ある意味、税金泥棒だろう。

もちろん、全ての公務員がそうだとは思わないが、縦社会の組織では、組織の成員は、既成のシステムにのって、その方向に惰性で流されやすい。組織そのものを見直さない限り、これは改革できないだろう。すなわち、もう少しフラットな組織にすることだ。そして、中間管理職はなくす。これは顧客満足を考える民間企業では当たり前のことである。

組織トップは、確かに多くの成員を管理するのは大変だが、今はITというものがあり、それほど困るわけでもない。早くその組織にして慣れることだ。いつまでも、ピラミッド組織の時代でもあるまい。トップや管理職は、もっと働かなければ、公務員組織は更にリストラされる運命にある。それもピラミッド組織のままリストラされれば、いずれ機能不全になる。早く組織転換が望まれる。自らできないのなら、法律を作って、強制的に転換される必要があるだろう。

*参照 十七条の憲法第十二条 訓読文

       十二に曰く

       国司・国造、百姓より斂(おさ)めとること勿れ。

       国に二君なく、民に両主無し。

       率土の兆民、王を以て主と為す。

       任ずる所の官司は、みなこれ王臣なり。

       何ぞ敢えて公のために百姓を賦斂せむや。

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