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2008年6月27日 (金)

商売の基本

商売は、時代が変わっても、基本は変わらない。信用をじっくり築き上げ、実績も少しずつ積み上げる。それが商売というものだろう。世の中、いろいろなことを言う人が多くて、惑わされることも多いが、基本を変える必要はない。

大原幽学も、そういうことを指摘している。このブログでは、以前にも、別の人の同様な見解を記したが、ここでは幽学的な見方を、現代的な言葉で解釈して、紹介しておこう。

一、仕入れは、即金で支払うべし。

いずれ支払わなくてはならない、お金をぐずぐずするより、気持ちよく支払って、次の商売につなげるべきだ(*注)。少々の金利をケチった所で、何もプラスになるものはない。人間、手元にお金があると、別のところに使いたくなるのを防ぐ効果もある。

一、どこまでも、コストぎりぎりの価格で、提供すること。

商売は、利益を薄く、多人数に売るのが基本。幽学は指摘していないが、当然、回収は現金に限る。掛け商売はしない。

一、贅沢な生活を夢見ることなく、何とか暮らせればいいというように、商売を丹精に磨くことが大切だ。

贅沢するために、商売するのなら、やめておいた方がいい。商売は、浮いたり沈んだりする。堅実で質素な生活が必要である。

一、古くなったものを、これぐらいはいいと思って、売るな。

古くなった物は、思い切り見切り、新しい物を仕入れて売る。商品価値をお客さんに誤魔化してはならない。そんなことはいずれ暴露する。正しい価値をベースに売るのが基本。

一、都会風の商売はせず、真心込めて、親切に、田舎風の商売を目指せ。

宣伝を派手にやって、急激に売上を増やす商売は、目立つが、長続きしないもの。お客様の役に立つものを、こつこつと適正価格で提供し続けることが、長く商売を続けられる方法だ。そうすれば、トータルでは、商売に勝ったことになる。

一、売上第一主義に陥るな。正しい利益とそうでない利益を分けて考えよ。

儲かれば、何をやってもいいということはない。常に社会に貢献しているか、考えながら、商売をすることが大切だ。

*注

但し、仕入先については、十分吟味しなければならない。すなわち「スジ」の良い仕入れ先でなければならない。仕入れコストだけで決めると、大きな過ちを犯す。

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