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2008年6月25日 (水)

慕われる人の条件

大原幽学は二宮尊徳と同じ時代の農政学者だ。道徳と経済のバランスを重視する「性学」を主張している。「性学」とは、儒学をベースに、実践道徳を学ぶもので、人欲を抑制し、人間の本来持っている精神を覚醒して、生きる道を探し出すものと言える。

後年、渋沢栄一も同じ様なことを言っているから、彼の書籍等から学んだのかもしれない。残念ながら、不勉強で、これ以上の彼に関する知識はない。ただ、彼は多くの言葉を残しており、参考になるものも多い。

その中で、今回は、彼が挙げている慕われる人の条件を取り上げよう。慕われる人は、世の中に確かに存在する。不思議な雰囲気を持っている。育った環境、成長プロセスが導き出すのであろうが、人間の本質を読み取り、理解しているということが基礎にある。大体、子供の頃から、多くの人に錬られた人が多いように感じられる。

幽学が挙げる、その条件とは、次のようなものだ。

一 人欲の私を戒めている。

すなわち、利口ぶること。手柄顔をすること。握りこぶしを挙げること。気位が高いこと。そういうことは、人を遠ざける。

二 人の喜ぶ顔を見ることを何よりの楽しみとせよ。

人を喜ばせることは、自分の心に栄養を与えることでもある。それは何もプレゼントや金銭的なことに限らない。よい顔をしたり、嬉しがる言葉を発することも含まれる。誰でも、喜ばされて、嫌な気はしない。ただスパイスは必要だけれども。

三 人を叱って、ますます人が慕ってくること

それには、愛の心が必要だ。叱るということは、愛情があること。将来性のない者を叱ることはしない。但し、子供には、叱って、同時に引き寄せ抱きかかえることが大切だ。心底、相手のためになる叱り方が求められる。

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