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2008年6月 1日 (日)

卵を一つの篭に盛るな

株式相場の格言に、「卵を一つの篭に盛るな」というものがある。なるほど、そう言われればそうだ。一つの銘柄に集中して投資することは、当たれば大きいが、はずれた時の損害も、これまた大きい。

そういうと、定年退職者が、貯蓄から投資の時代という、キャンペーンに乗せられて、株式投資や投資信託にして、大きな損害を受けたという話もよく聞く。投資の常識がわかっていない方には、投資はあまりにもリスキーだろう。しかし、いくら自己責任とはいえ、国が旗振りした責任は重い。

また、最近しつこいぐらいに電気工事会社やリフォーム業者が、「オール電化」をアピールしているが、これも危い。電気が止められたら、生活はストップしてしまうではないか。国から補助金が出るそうだが、おかしなことだ。まして、電力会社は電力料金を大幅に上げるということだ。握るものを握ってしまえば、企業努力なんて、どこ吹く風。確かに原油価格の上昇はわかるが、それに対する努力も足りないのも事実。

よく昔の中小企業経営者は、「国や銀行の言う通りしていたら、ビジネスは成り立たない」と言っていたが、最近、生活者の視点でも、別の面で痛感する。年金にしても、健康保険にしても、十分な配慮がなされてこなかった。もちろん、いい目に合った方もいるにはいるが、時代の変化対応に国や金融機関が鈍い感じがするのは流風だけではないだろう。

国を信用するなとは言わないが、一応、一つ一つ疑った上で、自分なりの判断を下していくことが各人に求められる。お上に任せれば大丈夫と思う時代は、残念ながら、終わっているのだろう。深い配慮が出来る為政者や役人がいなくなったことを残念に思う。と同時に、各個人が、生活の自己設計をしっかりする必要があるとつくづく感じる。

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