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2008年7月18日 (金)

五箇条のご誓文 その六

今回は五箇条のご誓文の五番目の最後の文言を取り上げる。

 一、知識を世界に求め、大いに皇基を振起すべし。

解釈としては、世界に新しい知識を求めて、大いに国家を繁栄させようではないか、といった意味合いだろう。学校では、「皇基」という言葉がひっかかるのか、教えないそうであるが、おかしなことである。

日本国というのは、戦後憲法の象徴天皇であっても、天皇を戴いているのは変わらない。世界は、日本を立憲民主主義の国と理解している。そうであれば、この文言も正確に教えるべきだろう。

確かに日本の民主主義は、欧米諸国が考える民主主義とやや趣が異なるかもしれない。日本が歩んできた風土がそれを異ならせているのだろう。だが、いろんな民主主義のあり方があっていいはずだ。

最近になって、彼らも日本方式を理解したようだ。我々は、そのような認識で、この「五箇条のご誓文」を再度読み込むのは無駄ではないだろう。

*追記

確かに歴史的に見れば、天皇が権力を握った時代、摂政・関白など外戚が権力を握った時代、武家が統治のために天皇を利用した時代、天皇制度を利用した戦前の軍部など、天皇を巡る権力問題はある。ただ、日本は、良くも悪くも、天皇を中心にまとまってきた。そういったことを客観的に冷静な知見を持つことは大切である。学校教育で、この五番目のご誓文を教えないのは、若干問題だ。

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