« ステテコ一丁 | トップページ | 内閣支持率は国民の意見か »

2008年8月 7日 (木)

男らしい男とは

女性がどう考えるかは別にして、男らしい男というのはいる。一般に、男らしい男は、気風が良くて、勇気のある者と思われているかもしれない。それも一つの見方だが、それは匹夫の勇に近い場合もある。ここでは、別の視点で、「男らしい男」を示してみよう。

ある古人は、「男らしい男」の四つの条件を次のように語っている。

 一、人にお金を儲けるだけ儲けさせる。

いかに儲けようが、嫉妬の心を起して邪魔をしたりしない。儲ける人を非難しても、結局、お前は、それができないではないかと、馬鹿にされる。儲ける人には儲けたいだけ儲けさせればいい。

 二、人が女性に溺れようが好きにさせておく。

人が女色にはまっても、忠告紛いのことは一切言わない。人は、あることに集中していると、他人の声には耳を貸さない。そうであれば、させたいようにさせておけばいい。

 三、人が名誉を誇っても、嫉妬の心を持ったりせず、自慢するに任せている。

自慢したい人には、自慢させておけばいい。それを批判した所で、どうなるものでもない。せいぜい反感を持たれるだけだ。

 四、人が派閥を作って勢力を持とうが、為すがままにさせておく。

勢力を持ちたい人には持たせればいい。それを持つなと言っても、せいぜい排除されるだけだ。

どうです。これが「男らしい男」と言っても、違和感を持たれた方は多いのではないか。ただ、この四つの条件を裏読みすれば、次のように捉えられるかもしれない。

 一、  正しく儲けなければ、いずれ儲けられない時期が来る。それを本人が自覚していないなら、いずれ彼は失敗する。

 二、女に溺れて溺れずが、女遊びの原則だが、彼がそれを理解しているのかどうか。それがわかっていないのなら、いずれ彼は女で身を滅ぼす。

 三、名誉を自慢することは、嫉妬や反感者を増やす自殺行為だ。彼がいつまでも、それに気づかないのなら、いずれ多くの人が離反していくだろう。

 四、派閥を作って勢力を増し、権力を得ようとすれば、いずれ他勢力から狙われたり、部下から地位を剥奪される危険性がある。彼が勢力のトップに相応しければ問題はないが、器に問題があれば、いずれ勢力はなくなって、彼は地位を剥奪される。

こういう風に理解すれば、結局、力を持つのは、こういう状況を睥睨し、冷静に読みつつ、全体感を持ち、デザインしていくセンスのある男ということになるのだろう。

まあ、これも「男らしい男」と言えなくもない。ちょっと陰険な感じもしないわけではないが、周囲の状況を把握しつつ、長期的に自分の力を蓄えていくことが大切と言うこともできる。

|

« ステテコ一丁 | トップページ | 内閣支持率は国民の意見か »

男と女」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ステテコ一丁 | トップページ | 内閣支持率は国民の意見か »