« 謡曲『土蜘蛛』と頼光の許されぬ恋 | トップページ | サービス社会は地域中心社会 »

2008年9月27日 (土)

年金は大丈夫か

年金不信は、何も若い人に限ったことではないだろう。次々と発覚する社会保険庁の不正。年金は社会の安定を担っているという自覚がないのだろう。もちろん、裏には評価システムの問題がある。これは単に末端の個人レベルの問題ではなく、組織犯罪と言える。

ところで、先日、升添要一厚生労働省大臣の大きなサイン入りの説明書つきの「ねんきん特別便」が社会保険庁から送られてきた。流風の加入記録はシンプルだから、誤りはないと思うが、問題は、年金がきちんと支給されるかということ。流風の年金は僅かだが、それでも、大変不安だ、

最近の報道では、厚生労働省が、年金の運用に失敗しているという話も聞く。それは、最近、既に5,6兆円損失を出しており、米国の金融破綻により、10兆円~20兆円ぐらいの損失になる可能性があるとのことだ。

大体、運用の素人官僚・公務員が年金を運用しているというだから驚きだ。また年金をリスクマネーで運用すること自体に問題があるのかもしれない。また、それには政治家も一枚かんでいる噂もある。

よく株価が低迷すると、年金資産を運用しようという企みが政治家より提案されるが、迷惑なことだ。政治家も、お金の運用については、官僚と同様に素人だろう。それに他人のお金に、そんなに神経質になるとも思えない。

そのような状態で、年金支給に支障は出ないのか。最近は、支給年齢をさらに引き上げる可能性も指摘されている。年金支給額が既にカットされた上のことである。こうなってくると、もう国家犯罪ではないか。

仮に支給年齢が70歳に引き上げられると、平均寿命が男では、大体80歳、女性で、大体88歳とすると、男は、年金が10年間、女性で18年しか支給されないことになる。女性はともかく、男はたった10年のために、年金を積み立てるのかと思いたくなる。何か、空しい感じがする。

流風の年代でそのように感じるのだから、若い世代だったら、なおのこと不安であろう。年金を積み立てても戻ってくるかわからないからだ。おおよそ、数十年後のことを予測することは難しいのはわかる。それに、いくら順繰りと言っても、人口構成のアンバランスは、年金体系を狂わせる。

でも、そういうことは、ずっと前にわかっていたはず。それを国民に告げなかったことは、国や政府の怠慢であろう。国民に長期的なリスク情報は事前に情報提供する制度が求められる。そうしないと、国民は国に不信感が募るだけである。

しかし、年金は本当に大丈夫なのか。今から、人生設計のやり直しをするのは、少し辛い感じだ。ちょっと、やるせないなあ。しかし、若い世代は、もっと心配かもしれない。彼らの心配を取り除く施政を望みたい。それにしても、食と同様、国民は何を信頼すればいいのだろうか。

|

« 謡曲『土蜘蛛』と頼光の許されぬ恋 | トップページ | サービス社会は地域中心社会 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 謡曲『土蜘蛛』と頼光の許されぬ恋 | トップページ | サービス社会は地域中心社会 »