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2008年9月 7日 (日)

なめられている農水省は何をすべきか

次々と発覚する食品偽装。そして今度はメタミドホスが混入した輸入食用事故米を業者に転売される事件。もう、これは業界が、農水省を完全になめきっている証左だろう。どうせ見つからないと思っているのだろう。彼らに見つかることなどありえないと業者は判断し、仮に見つかっても、大した処分を受けないと考えているのだろう。

それほどに、農水省の業界監視システムが甘いのだろう。さらにもっと深い事情があるのかもしれない。発覚した事件は氷山の一角に過ぎないのだろう。業者は言うではないか。「皆、やっているのに、なぜ自分の所だけ摘発するのか」と。この問題は、慣例のように、長い間、続いていたのだろう。知らないのは、一般消費者だけだ。

もっと農水省にはしっかりしてもらいたい。人の口に入るものを十分に管理できないのは困る。よく事故品は、人体には影響ないと、無定見に発表するが、根拠はない。国民の健康を害するような農畜産物が市場に流通するようでは、農水省は、その役割を果たしていない。

農水省は、現在の仕組みそのものを見直すべきだろう。業界管理は、経済産業省から、そのノウハウを教えてもらうべきだろう。そして、悪慣習に慣れた食品業界を相当締め上げる必要がある。

もちろん、農水省が、業者の不正を一つ一つ管理するのは事実上不可能だろう。であれば、それぞれの業界で管理させればいい。そして、その業界団体に所属する会員が不正を行えば、共同責任で、所属団体が、相当厳しい罰金を国に納付させる仕組みを作ればいい。一種の五人組システムだ。

業界団体は、毎年、会員から、それ相当の会費を徴収し、それを積み立てておく。不正があれば、業界で負担する仕組みを作れば、業界内で監視する仕組みが作られ、不正が発生する前に、事前チェックできることになる。

ただし、ムチに対するアメは必要だ。つまり、その業界団体に属するメリットは、それなりに大きくなければならない。業界と対話しながら、さまざまな支援作りは求められる。そういうことが、結局、業界全体で取り締まることになるだろう。

*追記

そもそも農水省が、輸入食用事故米を売却して、国内流通させたことが問題の根本だ。国際公約であろうと、国民を害する可能性があるのなら、輸入すべきではない。そいうことをきちんと判断できないのなら、農水省の存在価値はない。こうたぴたび問題が起こるなら、次の政府は、機能不全に陥っている農水省を解体再生させるべきだろう。

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