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2008年10月 9日 (木)

眼高手低

ノーベル物理学賞を受賞された一人、京都産業大学理学部(京都大学名誉教授)益川敏英教授が、インタビューで、若い研究者へのアドバイスは、と問われて、「眼高手低」を挙げられていた。なるほど、彼らしい回答だ。

「眼高手低」とは、氏も説明しておられたが、「理想は高いが、実力が伴わないこと」を指す。本来、評論家に対する言葉のようだ。言葉でどんな理想論を掲げても、それをこなす実力が無ければ、物事は達成されない、ということを益川氏は、言いたかったのだろうか。

研究者は、志を高く持つことは大切だが、雑研究を嫌がり、狭い範囲での純研究で満足してしまえば、理想の実現は遠くなっていくと思われているのかもしれない。小さいことでも、実績を積み上げれば、以前は見えなかったものが見えるようになるかもしれない。それが、ある日、突然、閃きとして、新たな発想を生む。

視野を広く持ち、いろんな経験をして、現実の煩わしさから逃げず、それさえも研究に役立てていく泥臭さが求められるのかもしれない。蓮の花が泥に生えるように。この言葉は、何も研究者に限らず、全ての若い人に必要なことだろう。但し、まず自分の理想を持つことが大事で、それもなければどうしようもないが。

*追記

その後、益川博士の発言を聞いていると、この言葉の解釈は、流風の解釈と若干異なるようだ。凡人の流風には、天才?の仰ることは十分理解できていないのは当然である。

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