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2008年10月25日 (土)

地方商業施設の買い物送迎バス

全国レベルで展開していた百貨店が、地方を撤退縮小し、人口の集中する都市部に資源の集中をし、その結果、各百貨店の統合が進み、メガ百貨店が生まれている。そのことについては、先のブログで記した。

さて、切り捨てられた地方の場合、地域の百貨店のみが残ることになる。あるいは、撤退した百貨店の跡は何もないかもしれない。地方の商業はどうすればいいのか。

基本的に、地方都市に集積ということでは、大都市と変わらない。問題は集積の内容であろう。何を集積すべきか。基本的に、百貨店を核とした商業施設、スーパー、ホームセンター、病院、介護・福祉施設、出先の役所等が揃うワン・ポイント・ショッピンクが可能であることが求められる。

但し、郊外型は、もう流行らないかもしれない。むしろ主要駅周辺に施設を集積させる伝統的なやり方が支持されるだろう。それはよく高齢者の方々と話するとわかる。郊外型施設では、売り場が広いだけで、楽しめないと言うのだ。郊外型施設には、せいぜい日常品のコンビニの拡大版のような施設があればいいということらしい。

だから、田舎に住む高齢者は、誘い合わせて、一週間に一、二度、バスに乗って、駅まで行って、駅近くの周辺地帯で買い物するのが楽しみという人も多い。そこにはいろんな施設が集積していた方が便利だ。できれば、いろんな催しが楽しめればベストだ。ショッピングは娯楽なのだ。商業地域内に、屋外型舞台などで、いろんな催しがされていれば、それに越したことはない。

後は、いろんな店で買い物した物が、一度に同じ時間にまとめて配達されるサービスがあれば、よりよい。よく街中で、高齢者の方々がたくさんの百貨店の紙袋を持って、ふらふらになりながら歩いているのは、何とも気の毒だ。

高齢者にとって、買った物を自分で持ち帰る喜びも確かにあるだろうが、配達してもらった方が有り難いものもあるだろう。できればある程度の金額合計で無料で。スーパーには、そういう仕組みがあるが、百貨店ではあまり聞かない。実際は、どうなのだろうか。

さて、ここに大きな問題がある。駅周辺の商業施設に行くにしても、「足」の問題だ。地方に行けば行くほど、車は必需品だが、自分で乗れなくなると、他人に頼らざるを得ない。そうなると、時間が拘束される。となると、自分で行ってみたいとなる。

ところが、地方では、バスの運行している本数が少ないことがある。それをどうするか。お買い物循環バスというものも、地域によっては運行しているようだが、そういうものでもいいかもしれない。

となると、これからの地方商業施設は、お客を連れてくる方法を探らなければならないのかもしれない。周辺と協力して、「買い物送迎バス」なるものを不定期(例えば、セールに合わせて)に運行するのがベストかもしれない。

*追記

駅周辺は地価が高く、小売業は進出しづらいという意見もある。その点は、むしろ地方行政で土地は公有にして、再開発する仕組みも大切だ。その他にもいろいろ方法はあろう。資本の論理の流れでなすがままにしておいては、地方の活性化はままならない。しかし、建物については、行政は指導だけで、民間に任せ、公的所有は避けるべきだろう。

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