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2008年11月 3日 (月)

パナが三洋を吸収に期待

最近、社名を変えたパナソニック(以下、略称パナ)がついに、三洋電機(以下、略称三洋)を吸収することを決断したようだ。このことは、前々から噂に上っていたので、驚くことはなく、やっと決断したんだという感じだ。

やはりパナは商売上手だ。以前、金融機関から持ちかけられた時は、話としては聞き届けたが、受けなかった。そして、今、株価が急落し、金融機関が弱って、三洋の株を処分することを迫られたのを機会に、とうとう買収に乗り出したようだ。

パナも三洋も、もともと根っこは同じだが、長らく別居していたので、社風が違うかもしれない。しかし、両方とも関西企業だし、他社のM&Aとは違って、合併すれば、比較的早く融合するかもしれない。報道によると、三洋のブランドを残すことになりそうだが、それに拘ることもなかろう。

吸収合併のきっかけは、同族経営で危機管理の甘かった三洋の経営危機から始まったが、一つの流れとして、三洋の社員からも歓迎されるかもしれない。同族経営の閉塞感というのは、社員に意欲を減退させる。いくら家族的経営と言っても、それはこれくらいの規模になると不可能になる。

もちろん、パナには重要な思惑があるだろう。つまり、白物家電の重複といったロスを考えても、世界戦略の一環として、三洋の技術が必要なのだろう。基本的に二番手商法で事業を拡大してきた過去がある(今は、全てがそうだとは言えないが)。パイオニア精神は、三洋の方が上かもしれない。

しかしながら、パナに統合されることは、一般人としては、少し安堵の感がある。関西企業の地盤沈下の傾向に歯止めがかかるからだ。それに三洋の技術も国内に保たれる。脱石油、超省エネ時代への対応として、商売が上手なパナの三洋統合には期待がかかる。

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