« 食い合わせを考える | トップページ | 隠れた美術館?兵庫県公館 »

2008年11月20日 (木)

円高を前提とした中小企業経営を

相変わらず、報道は、円高で大騒ぎする傾向が強い。確かに、今回の米国金融危機は、国にしても、米国債をたくさん保持しているため、円高になれば目減りする。それが大変なことはわかる。

もちろん、景気を輸出に依存してきたため、米国経済の日本に対する影響は避けられない。特に大企業は大きく影響を受けるだろう。そして中小企業経営者も大変だと大騒ぎしているようだが、自分の経営能力を棚上げして、ちょっと騒ぎすぎだと思う。本来、中小企業が持つべき経営の柔軟性を失っていると思う。

もちろん中小企業経営者にとって、大変な気持ちはわかる。だが今回の危機は、前提とした条件が変わっただけのことだ。これで大騒ぎするのは、自分は能力がありませんと言っているのに等しい。経営に主体性がなく、流れに身を任せてきたから困るのだ。これは何も大企業の経営者だけでなく、中小企業の経営者にも当てはまる。

中小企業は、世界の大勢とは関係ないと思っている人が多いが、決してそんなことはないだろう。これらのことは、一般に真面目な技術屋の経営者に多く見られる。大手企業の下請けで仕事をこなすだけが習い性になっているのかもしれないが、独自の情報感は大切と思う。

やはり世界の流れには敏感になってもらいたいものだ。それは何も難しいことではなく、新聞をじっくり読んでいればわかることだ。スポーツ新聞も話題を知る上では大切かもしれないが、一般紙や経済誌にも目を通して経営感覚を磨いてもらいたい。

さて、前振りが長くなったが、輸出企業の下請けや、あるいは直接輸出している中小企業以外でも、為替の動きには、もっと関心を持った方がいいだろう。例えば、現在ドル=95円(2008年11月20日現在)程度で推移しているが、今後、どのようになるのだろうかと、自ら予測してみることも関心を持つ方法だ。

流風が思うには、基本的には、ドル=80円までは、円高と考えないことだ。この水準が当たり前と考えればいい。そして、さらに円高が進む可能性が高いと読んだ方がいいだろう。もちろん、為替の動きは誰にも予測はできない。

しかしながら、当面は、ドル=80円突破の円高も十分ありうるとして経営することも大切なのではないか。これは輸出業者(あるいは、輸出業者と仕事をしている)にとって、先の予測をして経営することが求められる。例えば、円高に進めば、海外への投資チャンスでもあるので、そのことに対する準備も求められる。ピンチはチャンスだ。但し、借金してビジネスする時ではない。その辺の慎重さは求められる。

|

« 食い合わせを考える | トップページ | 隠れた美術館?兵庫県公館 »

経営関連」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 食い合わせを考える | トップページ | 隠れた美術館?兵庫県公館 »