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2008年12月 1日 (月)

一刹那一念

二兎を追う者、一兎をも得ず、と、よく言われるが、確かに、それは事実だろう。異性に二股かけたつもりが、両方に逃げられることはよくある。若い時は、そういうチャンスがあり、迷うことも多いだろう。流風でも、若い時は、そんなことがあった。そして、結局、両方を失っている(苦笑)。

あの『徒然草』にも、そういうことが記されている。確か、教科書に載っていたと思う。弓の師匠が、初心者を戒めて、次のように言う。

 初心の人、二つの矢を持つ事なかれ。

 後の矢を頼みて、始めの矢に等閑の心あり。

 毎度、ただ、得失なく、この矢に定むべしと思へ。

学生時代は、そんなものかなと思っていたが、社会に出で、現実に接すると、確かにそういうことは度々あった。機会は複数あっても、選択することは求められる。複数追いかけると、成果は出ない。吉田兼好の示唆は、今の人にも、十分警告となる。

一瞬一瞬を大事にして、それに集中する。特に大事に臨んでは、優先順序をよく考えて、そのことが求められる。もちろん、平時に、いつもそのようにしていては、疲れきってしまう場合もあろう。メリハリは大事だ。心の集中と分散が大切と言えるかもしれない。チャンスに強い人は、そういうことに通じているのだろう。

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