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2009年2月15日 (日)

無駄な努力

一般に努力は尊いと言われるが、それは正しい方向に、正しい努力をして、結果を出した時のみ言えることだ。いかに努力しても、それが間違った方向であれば、それは結果を生まない。むしろ、それは時間をロスするに過ぎない。

確かに、未来の方向性が見えない場合は、試行錯誤するため、いろんな方向への努力がなされるため、なかなか結果が出ない場合もある。そういう場合は、ある程度仕方ないが、それでも、期間を限定して、投入する努力も、それなりの効率が求められる。

子供の頃、腕白な悪ガキでも、渋柿か甘柿かの区別は知っていた。柿がたくさん生っているからと言って、無闇に取りに行くことはしない。しかしながら、大人が、案外、それをやっている。それは国の場合もあるし、企業の場合もある。当然、それでは成果は出ない。

中国の古書にも、「樹は道辺にありて、実多し。これ必ず苦李ならん」と柿を李(すもも)に置き換えて、王戎が子供の時に言ったことを伝えている。これは、道端にたくさん李の実が生っているのに、誰も取った跡がなく、きれいな状態で残っていたので、多くの子供たちは、それを取ろうとしたが、王戎だけは、それを疑い、取ろうとしなかったのだ。

私達は、結果を生むかどうか、よく考えて、努力をする必要がある。そこには、観察力や洞察力が求められる。

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