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2009年3月 1日 (日)

ある老数学者の火傷事故を思う

数学者で、京都大学名誉教授の森毅氏が火傷で重態らしい。森先生と言えば、軽妙なエッセイで知られている。流風も、若い時は、息抜きに(笑)、よく読んだものだ。

さて、その火傷の原因だか、昼食の準備で、フライパンで卵料理をされていて、衣服に火が飛び移ったそうだ。でも、卵だけなら、そういうことにはならないと思う。一体、どのような状況だったのだろうか。

一般にフライパンを加熱して油を敷き、材料を入れて調理するが、具の状態によっては、火が飛び上がることがある。素材に水分が含まれていると度々そういうことに出くわす。あるいは酒やワインを加えたときにも、そういうことがある。

別にそういう状況に慣れていれば、きちんと対応できるであろうが、先生は、対応を間違われたのだろうか。かなり慌てた処理をされたことが想像できる。人間、平時は、偉そうなことを言っていても、いざという時には、日頃の訓練がないと、即座に対応できない。それは流風も同じだ。

不幸にも、先生の奥様は、病気のため入院されているらしい。こういう時、男は残されると辛いものがある。家事全般簡単なように見えて、そこにはいろんなノウハウがいる。それを誰もできるだろうということで、やってみると、いろんなトラブルに巻き込まれるというものだ。

先生の年齢では、なかなか家事全般をこなすことは難しかろう。年齢的にも81歳とのことだから、いろんなことに挑戦するのは、ボケ封じでいいだろうが、よく考えていただきたいものである。今はいろんな生活サービスがあるのだから、それを利用してもらいたい。

ところで、先生の作品の蔵書はほとんど処分してないと思っていたが、探してみると、一冊だけ残っていた。それは『考えすぎないほうがうまくいく』(三笠書房)だ。見開きを開くと、そこに「いい人生を送るには」と題して、一文が紹介してある。

 「時にはちょっと常識をはずして見る力」が必要条件

 「現実に合わせて要領よく行動できる力」が十分条件

とある。先生は、わざと必要条件を試してみたのだろうか、それとも、十分条件が満たなかったから、起こった事故だろうか、と不謹慎ながら思ってしまった。先生の、回復を祈りたい。そして、お元気になられれば、真相を知りたいものだ。できれば、これをネタにまた何か書いて欲しいな。早く、お元気に。

*平成22年7月25日追記

本日、森毅氏が亡くなったという訃報に接した。享年82歳。ご冥福をお祈りする。

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