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2009年5月 2日 (土)

値下げ、値下げと言うけれど

不況で物が売れないせいか、流通業などは、値下げ、値下げと繰り返している。でも、昨年は、原油高騰の煽りを受けて、物価は高騰したから、値下げと言われても、そんなに下がっているとも思えない。確かに、部分的には、元に戻っているものもあるが、多くは、実質、そんなに下がっていない。

もちろん、いろんな状況がある。外食産業は、国産の材料を使うことを求められているから、下げることはなかなか難しいかもしれない。コストダウンできるのは、大量に食材を扱うファストフードとか、コンビニぐらいのものだろう。他の食産業は、高止まりにならざるをえない。

ところがコーヒーチェーン店の提供価格は、これだけ円高になっているのに、価格は値上げして、据え置きのままである。もともと輸入品なのにだ。だから、流風は、かつて週三回ぐらい利用していたのが、今は一回ぐらいだ。父が喫茶店でお茶を飲むのは贅沢だと言っていたのを噛みしめている。もちろん、下げるには、タイムラグあるのかもしれないが、今後期待したい。

さて、流風の一番の関心事である食材の価格は、概ね安定していると思う。ただ、スーパーによってはアイテム数を減らしているところもある。そして、価格は安いが、商品の質を明記しないところもある。手に取れば、明らかにワケあり商品なのに、それを表示していないのだ。見ればわかるでしょと言うことかもしれないが、少し誠意が足りない。

もちろん、農産物が、かつての流通の事情から生じた食材のワケあり商品が安く提供されることは大歓迎だ。調理すれば、後は、全くわからないからだ。多くの農家で無駄になっていたワケあり農産物が有効消費されることは国としても望ましい。

このように、誰にもメリットのある低価格の商品はいいのだが、商品の組み換え操作したり、中身が劣化している場合もあると聞く。下請けに無理な価格を押しつける流通業者もいるようだ。

例えば、PB商品と言われるものでは、現在、その値下げ競争をしている。これは全く馬鹿げていることは、以前にも指摘した。流通業者は、三方よしを考えなくてはならない。消費者だけが得をするような、あるいは流通業者だけが得をするようなビジネスは長続きしない。

いかに利益関係者とコミュニケーションしながら、その落とし所を考え調整するのが流通の役割ではないか。消費者に単に安売りで、おもねても、いずれ、その正体はばれる。それで、結局、損をするのは消費者である。そうであるなら、無理な商売は考えぬことだ。

そして、消費者は、商品の選択眼をしっかり持つべきだろう。値下げ、値下げで、質の悪いものを買っていないか。いい物を、その価値より割安で買えるのなら、ともかく、そうでないケースが多いのではなかろうか。

安物買いの銭失いとは、昔から言われてきたことだ。それは何も消費者に限ったことではない。流通業者にとっても同じことが言える。消費者は、流通業者の値下げの根拠がどこにあるのか、見定める必要がある。それを見極めてから購入しても遅くないと思う。今こそ、どこから購入するかが問われている。

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