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2009年5月30日 (土)

人生における、それぞれの段階

以前のブログて、「人生20年が4回」を記したが、人生のそれぞれの段階で、意味がある。佐藤一斎は次のように語っている。

  人生は、二十より三十に至る、方(まさ)に出ずるの日の如し。

  四十より六十に至る、日中の日の如く、盛徳大業の時候に在り。

  七十八十は則ち衰頽蹉跎して、将に落ちんとする日の如く能く為す無きのみ。

  少壮者は宜しく時に及んで勉強し以て大業を成すべし。

  遅暮の嘆或ることなくば可なり。

解釈はいらないだろう。ただ言えることは、彼が語っているように、20歳から30歳までは、仕事を覚えることが多く、大切な時期には違いない。この期間に、鍛えられた者のみ、将来、成功する可能性が高い。意外と、この時期に遊んでしまう人々が多いが、それはあまり望ましくない。

40歳から60歳までは、指導力を発揮して、仕事の成果を刈り取る時期と言えよう。そして、次世代の後継者の育成に力を注ぐ必要がある。

70歳から80歳ぐらいになると、余生を送るということになる。ここで、あれができなかったとか、これができなかったとか言っても、すでに手遅れである。若い時や壮年の時にやったことが、そのまま反映される時期である。

結局、若い時に、集中して成し遂げたことが人生を左右すると言えそうだ。若い人たちは、これを肝に銘じてほしい。

*追記  出典:『言志四録』

上記の考え方の背景には、『論語』為政篇とか、『礼記』曲礼上編があるものと考えられる。

また、どういうわけか、三十より四十までと、六十から七十までは、論じられていない。この間は、それほど重要でないのだろうか。多分、三十より四十までは、仕事を固めていく時期とも言え、六十から七十までは、現役を引退し、今までやってきた整理の時間とも言える。

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